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Channel: 占星術思いつきメモ(天体位相研究カルデア)
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三陸沖でアウターライズ型地震

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12月7日17時18分頃、三陸沖でマグニチュード7.3の地震が発生し、青森、岩手、宮城、茨城、栃木で最大震度5弱を観測したほか、北海道から関東地方の広い範囲で震度4の揺れを記録した。この地震で宮城県石巻市などで1mの津波が到達した。この地震で11人が重軽傷を負ったが死者は出ていない模様。宮城、岩手では津波警報を受けて2万人以上の住民が一時避難した。

震源地は北緯37.8度、東経144.2度、牡鹿半島の東240km付近の三陸沖で、震源の深さは約10km。

気象庁によるとこの地震について、東日本大震災の余震の一つであり、「アウターライズ型地震」との見方を示した。余震活動はまだ収まっていないと指摘し、今後の注意を呼びかけている。

アウターライズ型地震は、日本海溝の外側の太平洋プレートで発生する正断層型の地震で、東日本大震災の地震が日本海溝の内側で発生した逆断層型であり、その反動で起きると予想されていた。

【7日は水星とノースノードが合】
筆者は6日、ツイッターで事故アラートとして12/7〜8日に事故特異日の星回りで注意するよう呼びかけていたが(1)、東日本大震災のM7クラス余震という大物が発生するとはさすがに予想外であった。

もっとも11月の水星逆行期に日蝕が発生しており、水星逆行明け以降大型地震の発生を予想し、非常袋の準備など地震への備えを呼びかけていた(2)わけで、地震発生の可能性が高い時期に入っていることは把握していた。ただ日本周辺を震源とするこの時期の地震の占星学的根拠を見いだせておらず、一貫した警戒を呼びかけることができなかった。

また12月の地震予想を公開していたが(3)、M7級の大型予想をした12/2〜4で予想した地震が発生しないかわりに、中央道笹子トンネルの天板崩落事故が発生したことも予想と異なる結果だった。

今見直すと、占星学的にはトンネル事故は7日に、M7級余震は2日のタイミングとなるのがセオリーなのだが、順番が入れ替わっているようにも感じられる。7日は水星とノースノードが合で、これは事故発生の代表的な天体位相なのである。

詳細な検討はこれからだが、巨大地震の余震は天体による位置特定を待たず、時宜を得て警戒を呼びかけた方がよいと思われるので、そうしていきたい。

【予告−来年2月の巨大地震に備えて】
大規模な被害地震は世界全体で年に数回は発生しているが、次に巨大地震が発生しそうな時期は2月にあると考えている。近いうちに記事に出すことにしているが、日本周辺に限定はしない。しかし今日のような余震はいつでも発生する可能性があるので、災害への備えは常日頃から準備しておきたいものである。


三陸沖M7.3の検証

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◆10月の新月図が地震原図◆
12月7日に東日本一帯で最大震度5弱を記録した三陸沖アウターライズ地震。この地震も他の地震と同様に、事前に天体によるターゲットの刷り込みがあったようだ。鍵は10月15日の新月図にある。

この新月図は首都東京ICに金星が合という特徴があった。IC(天底)にマレフィック(凶)天体が合となっていれば何らかの被害を被る表示となるのだが、ベネフィック(吉)天体である金星の合が与える影響について、筆者の力量では量りかねるところがあった。ただ何かあったとしても深刻な被害となることはないと見ていた。

この新月図のもう一つの特徴は、DSCに冥王星が合となるところである。地平線に冥王星の合とは、確かに地震に少なからぬ影響が出る。またASCにはセレスが緩い合の位置にあり、これも地震関連天体だ。10月の新月図はたしかに地震と関連がありそうであったが、次の新月までに特段の事象は発現しなかった。



チャートの内円は三陸沖震源の10月新月図だ。金星は天底にあり、東京ではほぼ完全な合である。またセレスもASCと合。赤丸の冥王星は震源地でDSCとほぼ完全な合である。

発震した12月7日は水星とノースノードが合の日であった(外円の青丸)。また発震時刻は10月新月図とMCが近傍に位置した時間であり、MCと10月新月図金星がオポジション。また発震時の東京ではASCとセレスが完全な合となっていた。

地震発生時のチャートは、原図となった新月図の方位をトレースすることが少なくない。今回もそのパターンに沿った事象の発生であった。

三陸沖から東京に至る広い地域で、冥王星を含む複数の感受点の特徴が成立していたことで、非常に広い範囲の地震となったと考えられる。しかも天底の金星は事象を平穏にし、地震規模の割にほぼ被害なしという結果に寄与したと見てよいと思われる。

地震発生時期としては、本来ならもっと早く発現するはずであったが、10月新月の影響下にある11月7日から水星の逆行が始まっており、発震のタイミングが逆行明けの11月26日以降に延びていたものと考えられる。水星逆行を挟むと、その後のスケジュールは水星が受け持つことが多く、今回は12月7日に成立した水星とノードの合がトリガーとなった。

筆者は11月の日蝕による地震に注目していたが、それは日蝕成立前の11/8のグアテマラ沖M7.4の被害地震発生で発現してしまっている。水星逆行明けにも大型地震があると予想はしていたが、日蝕の直接影響しない一つ前の新月図での地震を予想することは、どうしても優先順位を後回しにせざるを得ないものがある。

◆不穏な予兆は必ずある◆
筆者が地震が起こる前日の6日に、事故特異日として7〜8日に注意とツイッターで述べたのは、それに先立つ2日に中央道笹子トンネルで天板崩落事故が発生したことに起因する。実はその前日1日に山梨県東部・富士五湖でM2.9地震(最大震度1)が発生している。2日は地震予想日として告知していたのだが、地震に関連するかもしれない事故が起こったことで、様子がおかしいと思い急きょ7日の事故特異日を告知したのである。

筆者は何か不穏な出来事があるときには、必ず予兆は発生するものだと考えている。事象が時空を打った時、時空に発生する波は時間の前後に波紋を発生させるというのが持論だ。現人類はその感覚が退化しているのだが、本来よくよく感覚を研ぎ澄ませていれば、危機は誰にでも回避できるものなのである。


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米東部の小学校で銃乱射事件

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米東部コネティカット州ニュータウンの小学校で、14日朝(日本時間同日深夜)銃乱射事件が発生し、子ども20人と教師ら6人が犠牲となった。犯人は20歳の男で4丁の銃で教室を襲ったあと自殺したと見られる。

米国の銃乱射事件としては、2007年4月にバージニア工科大学で32人が犠牲になって以来の惨事という。今年7月にも、デンバー郊外の映画館で12人が犠牲になるなど、銃乱射による悲劇が相次いでいる。

またもや銃による悲惨な事件が発生してしまった。2007年の事件は当ブログを始めた頃なので憶えている。それ以来の大事件なので書かざるを得ない。犠牲になった方々とご遺族に哀悼を祈りつつ進めていきたい。

◆11月の日蝕はまだ活動を伏せている◆
大きな事件や事故が起こるとき、天体位相として先ず最初に着眼点を置くべきポイントはどこだろうか。最近になって筆者は、やはり日蝕に注目せざるを得ないと感じている。

11/14に成立した日蝕は、詳細説明は省くが本格的なエネルギー発散を起こすのが来年2月10日前後となる。これまでに日蝕のエネルギーは月のノードに保持されていると占星学的に解釈しているが、そこに行くまでに、他の天体がノードにヒットし合を成立させることがある。そこで何らかのイベントが発生する場合があるのだ。

最近では12/7に水星がノースノードと合となり、そのタイミングで三陸沖アウターライズ地震が発生した。その後12日には金星がノースノードと合となり、北朝鮮の長距離弾頭ミサイル打ち上げが強行されている。

この段階までは多くの死者が出るような事象は発現していない。しかし前述の水星や金星がノードと接触したことで、日蝕の凶意が少なからず転写されていると考えるべきだろう。銃乱射事件はそんな水星や金星が関わっていると見る。

◆13日の新月図に見る現地の特徴◆
12/13新月図で特筆すべきは、金星にノースノードが合のまま新月を迎えたことである。これは一般に何らかの社会的経済的損失を示しており、この新月期に何らかの事象が発生する可能性があった。



図はニュータウンの新月図である。事件発生地として特徴的なのは、3室の火星入居である。3室は小学校などの初等教育という意味が包含されており、事件の舞台を表象している。ほかには土星がASCと合で、土星は冥王星とセクスタイルのアスペクトが成立しており、強力な社会問題の顕在化にも寄与している。

火星はノード軸とゆるい調停角だが、ノーアスペクトに近い。しかしよく見ると、火星、イーストポイント(Ep)とバーテクス(Vt)でヨッドが成立している。そのうちイーストポイントはさそり21度で、サビアンでは「鴨を撃つハンター」である。少し現場の特徴が明らかになってきた。

◆事件発生時の特徴◆
新月成立から事件発生までのタイミングは早かった。新月の月が冥王星とセパレートの合、そして問題の3室カスプとアプライの合を成立させたタイミングであった。

しかし月はきっかけにすぎない。水星はキロンとスクエア、天王星とトライン。そしてこの事件の本命となるのが金星で、13日の新月にノードと合となった翌14日には、さそり28度とサインカスプの押し迫った位置に到達する。そしてサビアンでは「子どもの命乞いをする女」。いたましいことにこの象意が現実のものとなってしまった。

天体の年齢域から見ると、水星は被害者である小学生、金星は加害者の男の年齢域に相当する。この点からも水星と金星が事件にかかわる天体だったことが傍証として浮かび上がるのである。

◆第7調波では強力な凶意が◆
次に事故の特徴が表れる新月図の第7調波を見てみると、何とHN7太陽-月、同天王星、同ノースノードがおうし2度で完全な合を形成している。さらにN太陽とHN7水星は合。またN金星-ノースノードとHN7火星はさそりで同居という、反応が劇症化しやすい組合せのオンパレードだ。事件はHN7火星がNノースノードと合となるタイミングで発生した。

◆さらに5/21日蝕図まで遡る◆
ここに事件発生地の具体的特徴が現れた。当地MCは火星と完全な合で、ICはキロンとタイトな合だったのである。これは火星による物理的攻撃が、土地の人々の心身を攻撃する星位だ。

またASCはTノードと完全な合。ここにT金星が合となる時期に事件が発生した形となる。ASC、MCともにピンポイントでターゲットを表示するのは、珍しいケースとも言える。



この全米に衝撃を与えた銃乱射事件は、5月21日の新月図火星が天頂に来ていたのがコネチカット州ニュータウンという街だったということが不幸の始まりだった。2億丁もの銃火器が出回っているというアメリカで、日蝕時の天頂に火星が到来することが、いかに危険なことであるか改めて浮き彫りにされたと思う。そしてそんなことで大量殺人が発生する、それが異常な状態であることにアメリカ社会の少しでも多くの人々が気づいて銃規制を推進してくれることを願ってやまない。

蠍座土星時代を読む

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今年10月6日に土星はてんびん座からさそり座にイングレスした。この後2014年の12月24日まで土星は2年間さそり座に留まる。この間世相はどのような様相を見せるのだろうか。様々な方面ですでにその性質を現している蠍座土星時代を俯瞰していきたい。

現在運行中の土星が現す性質は、現在の社会システムの限界点とその問題を明らかにする。またサインを移動したときに社会の様相が一変することがある。

一つ前のサインであるてんびん座に土星が入居したのは2009年10月30日。それに先立つ8月30日、第45回衆議院議員総選挙が行われ民主党が308議席を獲得し圧勝、自民党を与党の座から引きずり下ろした。そして土星てんびん座時代は今年10月に終わり、まるで天秤の棒が反動で跳ね返ったかのように、12月の第46回衆議院議員総選挙で自民党の圧勝という結果に終わった。

天秤座土星時代とはどのような時代であったか。世界においてはリーマンショック以降の米経済、ギリシャなどユーロ諸国の財政破綻問題を代表とする欧米の金融不安が席巻した時代であった。天秤とはまさに銀行の両替を意味しており、土星はここに制度の限界点を明らかにした。この時代で学んだことは、肥大化する債務に対する中央銀行が取るべき役割であり、その回答がバーナンキFRB議長の量的緩和政策であり、欧州の銀行改革であったといえよう。

◆「ひとのポケットに手を突っ込む」蠍座土星◆
では次の2年間運行するさそり座土星時代とは何だろうか。性質を一言で言えば、“自己と他者の領域の境界が曖昧となり、自己同一性にゆらぎが生じる”ものといえよう。何のことか分かりにくいが、現象はすでに現れている。それは尖閣諸島問題であり、TPP参加問題であり、また安倍自民党の日銀法改正問題として現れているのだ。

尖閣諸島問題は2010年に漁船衝突事件でクローズアップされてから、今現在では中国保安部の艦艇が毎日のように領海侵犯する事態にまで進行している。中国の行動は海底資源を狙っているとか、絶対防衛ラインを拡大しているとも言われるが、極東アジアの外交史上攻めやすいところに手を突っ込んで来ているのは事実だ。

領域を曖昧にさせるのは蠍座。そこに土星という外骨格を構成する天体が侵入する。領域を接する者同士がこれまで関心を示さなかった他者の領域にまで自己を拡大し、新しい法的な線引きを求めるのだ。

TPP(環太平洋パートナーシップ協定)はまさにこの蠍座土星時代のムーブメントに後押しされた経済連携協定である。この協定は2015年までに全ての関税を撤廃し、経済的な国境をなくすことを主柱としている。この目的を達成するため、加盟国には自由貿易の障害となるような法律の改正も求められることになるだろうと考えられている。

経済的な国境をなくすというのは、実に蠍座的である。歴史をふり返ると、蠍座に冥王星が入った1984年から1995年の間に、ソ連邦と東欧共産圏は見事に溶解し消滅してしまった。土星という枠組みからはそこまでのドラスティックな変化は無いが、それに近いテーマが俎上に上がっていると見ることができるのである。

加えて先の衆院選で大勝した安倍自民党による、日銀法改正問題である。これもこれまで政府と日銀のお互いの立場を越えないという原則を踏み越えるものであろう。また安倍総裁が大胆な金融緩和を求めていることも増資や投資に関連する蠍座の特徴といえる。

これらは、他人の領域に入っていってそこの資産や能力を当てにする「ひとのポケットに手を突っ込む」蠍座土星の特徴的な事例であろう。

◆うお座海王星からの強い援護◆
さてこれらのような自己同一性のゆらぎのような事象が世界を覆ったとして、何らかの破綻が無いのだろうか。実はこの蠍座土星には背後に強い援護がある。うお座海王星である。

海王星は2011年にうお座にイングレスしているが、この座相は海王星にとって最も安定した組合せである。海王星は人類の精神の境界を守護しており、この守護は海王星がうお座にある限り破られることはないと筆者は見ている。蠍座土星のゆらぎはその外殻領域に留まり、本質的変化にまではいかないと考えられる。

また蠍座もうお座も金融的には量的緩和を維持する性質を持っており、日銀もさらなる金融緩和に踏み切ることになるだろう。天王星冥王星がスクエアとなるカーディナルクライマックスが続くものの、何とか破綻することなく乗り切れるものと考えている。

◆問題に協同で取り組む◆
蠍座土星時代はしかし悪いものではない。これは共通した問題を抱える複数の立場の異なる存在が、利害を超えて協調し事に当たることも可能なのだ。最近の話題では猪瀬新都知事が若者と独居高齢者が共同で暮らすシェアハウス構想を語ったが、まさに時宜を得た構想といえるのではないか。

TPPの陰に隠れてしまっているが、欧州とのEPA(経済連携協定)や、日中韓FTA(自由貿易協定)も動き出しているという。多様な国々と経済的恩恵をシェアするという意味でも、蠍座土星時代の新しい枠組みは、うまく使えばより大きな成果を期待できるものでもあるのだ。

1年の株価は年明け初旬にあり!?

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一年の計は元旦にあり、と古来から言われるが、金融業界のアノマリーでも1月年明け相場の動きは、今年一年の市場動向を占うのに注目されるという。(過去記事)そこで今回は昨年2012年の日経平均とニューヨークダウ株価を見ることにした。

日経平均は年初8400円から始まり4月までに10000円を越えたものの、一旦全戻しで落ち込んでから長い間低迷していた。しかし年末に衆議院総選挙を経て自民党が圧勝するタイミングで株価は急速に回復し、年末に10000円台に載せたところで一年を終えた。

NYダウは12400あたりから始まり4月までに13000越えを果たしたものの、6月頃に年初来最安値をつけるまで落ち込んだ。しかしその後QE3の発動からさらに上をトライし9月には13600にまで届いた。11月には再び落ち込んだものの、現在は13000台を維持している。

これらの株式市場の一年の動きが、2012年初めの市場の動きからその機微が読み取れるだろうか。そこで筆者は2012年1月1日から18日までの日経平均、NYダウの動きをピックアップして比較してみた。


日経平均1月1日から18日までの値動き


日経平均2012年の値動き


NYダウ1月1日から18日までの値動き


NYダウ2012年の値動き

いかがであろうか。類似性があるように見えないだろうか。テクニカル理論のベースにはフラクタクル理論があるわけだが、ある一部時期の値動きが、より大きなサイクルの値動きに対応しているという考え方は、金融業界でも珍しい話ではない。

これは占星学の世界でも同じで、1度1年法や1日1年法といったプログレス(進行法)システムも、このフラクタクル理論がホロスコープシステムに活かされている手法なのである。ちなみに1月のグラフで採用した18日は、月が1日に進む度数14度を、太陽が進むのに要する日数に近い。

さて2013年も始まったが、今年の株価動向が1月上旬の値動きに反映されるかどうか、注目してみるのもいいかもしれない。


歴史は「べき乗則」で動く――種の絶滅から戦争までを読み解く複雑系科学 (ハヤカワ文庫NF―数理を愉しむシリーズ)

「琵琶湖周辺M7.8」串田氏地震予報を解読する

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年末に雑誌フライデーに、12月29日頃琵琶湖周辺でM7.8の地震が発生する可能性があるとの記事が掲載された。この予報は八ヶ岳南麓天文台の串田嘉男氏により提供されたものだ。串田氏はFM電波による流星観測をしていた折、偶然阪神淡路大震災の前兆を捉えることに成功し、以来FM電波観測による地震予知を継続して研究されているという。地震予知業界では知る人ぞ知る老舗の研究者である。

現在は予測の補正がなされ1月8日前後の警戒となっている。筆者は串田氏の活動をサポートする横浜自然史博物館.Virthal(http://www.washiyama.jp)作成のドキュメンタリーを見て感銘を受け、また氏の研究に敬意を払いつつ、今回の地震予知情報が占星学的にどのような意味を持つのか私なりの分析を試みた。

串田氏がNo.1778長期継続特殊前兆と銘打つ地震前兆群の説明は、氏のHPのフォロー情報「続報No.005」に掲載されている。(PHP新書「地震予報」フォローページ)これによると地震前兆は2008年7月から始まり、今に至って本震を見ない異例に長期に継続する前兆が捉えられているのだという。この前兆群は幾度かのピークを経験しており、それは2010年9月3日、2011年6月3日、2012年5月14日であった。しかしそれに見合った地震は発生せず、次のピークが2013年1月8日頃となる予想となっている。

筆者はこの前兆群モデルを拝見して、すぐに過去のピーク時にどこかで大きな地震が発生していないかと考え調べてみると、以下の通りであった。

一次推定日=
Magnitude 7.0 - SOUTH ISLAND OF NEW ZEALAND
2010 September 03 16:35:46 UTC
二次推定日=
Magnitude 6.0 - SOUTH ISLAND OF NEW ZEALAND
2011 June 13 02:20:50 UTC
三次推定日=顕著な事例無し。

以上一次推定日、また二次推定日ともにはニュージーランド南島で、いずれもM6〜7超級の大型地震が発生しているのである。このことから、むしろ串田氏が追う長期地震前兆群は、これらニュージーランド地域である南西太平洋プレート活動を捉えているのではないかと考えられるのである。そう考えると串田氏の研究は賞賛に値する成果を出していると言うべきであろう。

しかし氏の研究サイトによると、これらの事象については触れられず、あくまで国内の地震前兆を捉えているという立場で分析されているように見受けられる。FM電波に影響を与える電離層電子の状態を直接観測する地震予知系の技術者も珍しくなくなった今日でも、変化はローカルな地域的要因から来るものという考え方が主流である。

筆者は占星学的な立場から、変化は太陽の高エネルギー粒子や宇宙放射線から来るもので、それらが地球磁場全体に影響を与えていると仮定している。したがって遠隔地の磁気変動の影響がたまたま別の場所で観測されたとしてもおかしくないと考える。

また特に、串田氏の発震推定日にニュージーランド周辺の地震が発生したことは、東日本大震災に先立つ2011年2月のカンタベリー地震の例もあり、ニュージーランド周辺の南西太平洋プレート活動と日本地域のプレート活動が連動している可能性もあり得る。

そういうわけで、串田氏の長期継続前兆から来る地震は、日本地域以外での発震の可能性も視野に入れつつも、国内での地震を警戒するにあたって非常に示唆に富む予知情報であると言えるだろう。

1月8日前後は地域にかかわらず念のため備えておくことをお勧めしたい。

【地震警戒】中部〜東海などM6超級に警戒を

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12月のブログ記事で次の大型地震のピークを2月初旬と告知していたが、それに先立つ1月12日の新月図では、日本地域で中規模以上の地震に警戒が必要な星位となる。12月7日に三陸沖でアウターライズ地震が発震した後で、揺れが起きやすい時期に差し掛かっていると考えられ、念のため警戒をお願いしたい。





予想地域は1/12新月図ICに天王星が合となる静岡〜長野を通る基線、冬至図ICに土星が合となる山梨〜伊豆を通る基線、さらに11/14日蝕図ICに海王星が合となる沖縄も要警戒地域としたい。線の中心から半径100kmは震源となる可能性が高くなると見る。もっとも震源の位置は大きくずれることもあり、地域にかかわらず備えておいていただきたい。

発震予想日は1/16〜18頃、1/29〜30頃が強いピークで、ほかに1/12前後、1/21、1/26頃も可能性がある。しかし1/12から1ヶ月間は要警戒期間としたい。

地震防災対策のまとめサイト集

防災用品・非常食スレ まとめ

木星が繋げるアラスカ沖地震と大雪のシリア

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年明け早々の大型地震だった。1/5のアラスカ沖M7.5地震は、幸いに被害を受けたとの報告もなく津波も発生しなかった。発生時期は、筆者がツイッターで月数回流している地震予想の1/4〜6日の範疇に収まっている。

しかしながら、地震の占星学的発生メカニズムの解明には、まだまだ膨大な難問を抱えたままだ。いうなれば氷室の中で氷が溶けて、水滴が1滴落ちるのを待っているかのような歩みである。ともあれ、今回も少しだけ分かったことがあるので、記事を更新する。

◆アラスカ沖は12月新月の木星が天頂◆

M7.5 - 94km W of Craig, Alaska 2013-01-05 08:58:19 UTC 2013-01-05 17:58:19 UTC+09:00 system time
55.368°N 134.621°W depth=9.8km (6.1mi)

アラスカ沖地震の震源は、12/13新月図では木星がMCに10度差に位置している。ほかにMC-IC軸にヴェスタ-太陽月のオポジションがタイトな合となっているものの、M7級の発震において木星の果たす役割は大きい。だた筆者はこの新月図が成立時に、木星が地震の鍵を握っていることには気づかなかった。そして地震発生後調べものをしていくと、意外なニュースに気づいたのである。

◆ヨルダンやシリア、イスラエルで大雪◆
中東では10年ぶりという寒波に見舞われ、10日までにヨルダンやシリア、イスラエルで積雪が観測されているというのである。
中東大荒れ、豪雪・豪雨で11人死亡(AFP)

実は中東のこれらの地域の12/13新月図の天底に、木星が位置しているのだ。つまりアラスカ沖地震震源地の経度に対し、180度裏側となる地域なのである。やはりここでも木星が事象の鍵をにぎっていると確信した。

筆者は機会あるごとに地震と気象異変の関係について述べてきたので、それがどういうものかは以下の過去記事を読んでいただきたい。
「米国南部でオーロラ、そしてNYで降雪」
「記事紹介(宇宙線と地震)」

◆木星の働きを左右する土星外郭天体群◆
この12/13新月図において木星の位置は特殊であった。天王星-木星のセクスタイルは蠍座の土星を軸にヨッドを形成、また土星-冥王星のセクスタイルは木星を軸にヨッドを形成するというものだ。

ヨッドは天体の働きを限定的な事象に縛り付け、不自由であるために強いストレスを溜め込むという負の働きに寄与する。ここで大事なのは、このヨッドに参加している天体群の位置関係である。地球から遠い順に、冥王星、天王星、土星、木星となる。これは太陽系外からの強いエネルギーを冥王星から順に送られて、最終的に木星が受け取ることを意味している。

木星はオーディオで言うならアンプ(増幅器)だ。得てして木星は幸運の天体と見られがちだが、土星外郭天体群にダブルヨッドで四方固めされてはさすがに幸運も保たないようだ。木星が凶天体に変貌する理由を今回はっきりと確認することが出来た。

新月図をさらに見ると、海王星が木星にスクエア、水星が木星にオポジションとなる。水星と太陽-月はいて座入居で木星とミューチャルレセプションとなり、ICに太陽-月が合に近いところで地震発生となった。

木星の幸運はやはりアスペクトを組む天体群の最遠天体に木星が来たときに最も効果があるものであり、土星外郭天体とアスペクトを組んだときはその効果は増幅するが幸運を保証するものではないと言えそうだ。

またディスポジターという天体とサインの相互関係を構築する分析方法もあるが、これはアスペクトのリレーションを優先して複合的に判断していく必要があるとも思わされた。


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戦争の準備を煽る習近平指導部

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「戦争の準備をせよ」対日想定…中国軍指導部が全軍に指示
 中国人民解放軍を指揮する総参謀部が全軍に対し、2013年の任務について「戦争の準備をせよ」との指示を出していたことが明らかになった。14日付の軍機関紙、解放軍報などが伝えた。また、国営中央テレビ(CCTV)など官製メディアは最近、連日のように日本との戦争を想定した特集番組を放送し、軍事的緊張感をあおっている。
 沖縄県・尖閣諸島周辺での自衛隊との軍事衝突を意識して、習近平新指導部がその準備と雰囲気作りに着手し始めた可能性がある。(2013.1.14 19:03 msn産経ニュース)

昨年秋に中国指導部が交代し、習近平国家主席をトップとする新指導部体制が始まったが、人民解放軍を指導する年次目標に戦争準備が指示されているという報道に、内外がにわかに色めき立っている。

日本では尖閣諸島における中国海監の領海侵犯が、回を重ねるごとに深刻さを増しているという現状である。中国における国際政治経済の立ち位置から見て、実際に行動に移すかどうか疑問な点もあるだろう。ただし、占星学の立場から見ると、この動きはやはり無視できない深刻な要因を抱えていると見ることができる。

以下の図は、中国における2013年春分図の影響を示した図である。


北京などがある中国東部にIC冥王星、MC月、DSCに火星、天王星が来ている。天底に冥王星が合であることから、領土的野心が非常に強いことが示されている。またその圧力はDSCの火星天王星により外国へ向けた攻撃と突然の変転という態度に表されることも示されているのである。事態は重く受け止めなければならない。

習近平新指導部はなぜにこのような攻撃的な政策に軸足をもっていくのか。それはICが政権の足元、つまり地方政府、軍閥、野党=中国の場合は政敵を示す。そこに冥王星が来ていることから、習近平指導部の足元は盤石でない可能性があり、外国に対して強権的な力を発動することで権力を纏め上げる政策を推進していると考えることが出来るからである。

◆仕掛人は米国軍産複合体か◆
しかしこの春分図では、中国だけが危険なゲームを押し通しているということでは無いように感じる。実はこの冥王星軸は、米国東部MCに合を形成するのである。中国指導部の動きは米国中枢の思惑に沿ったものではないだろうか。

尖閣諸島問題を最初に仕掛けたのは、石原前都知事が米国ヘリテージ財団のシンポジウムで、尖閣諸島を東京都が購入すると宣ったことから始まる。ヘリテージ財団とは、米国軍産複合体を代表する団体だ。オバマ米大統領が軍事優先に否定的であるといわれており、軍産複合体が極東アジアの地政学的要因のシナリオを自ら描いているように思われる。

尖閣諸島は過去の複雑な経緯から、日米安保上有事の際に間髪を入れず米軍が駆けつけるかどうか、微妙な感触がある。中国もそのあたりを理解して行動している感も有り、日本の対応が遅れたらあっという間に掠め取られる危険性もある。

◆天頂の月で事態を収束させられるか◆
中国との軍事衝突は既定路線なのか。しかし占星学は可能性を示すが決定はしない。ここで鍵になるのは北京天頂に位置する月であろう。月は大衆を示し、ここが最も高揚しているということは、中国国民の感情が国家のあり方を左右する力を持つと考えられる。つまり習近平指導部に対して大衆の強力な支持が集まれば、外国に対する強権発動の事態に至らずに済むかもしれない。中国の国民経済に対するテコ入れ等、民間の活力が隆盛であれば緊張も緩和される方向に向くだろう。

いずれにせよ軍事衝突の可能性は夢物語ではない。だからこそ回避に向けた努力も真摯に必要なのであると、天体位相はそう語るのである。

アルジェリアでのテロ事件を読む

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1月16日、アルジェリア南部の天然ガスプラントにイスラム武装グループが急襲し、人質となった日本人10人が死亡したほか多数の犠牲者が出た。この事件は発生時から情報が錯綜し、一時は人質が救出されたという報道もあった。しかし実際には、17日にアルジェリア軍が攻撃を開始し、軍の攻撃によって武装勢力と人質が乗っていた車両が破壊され多数の死者が出るなど、最悪の結果を見ることになった。

テロリストの目的は何だったのか。この事件発生の5日前、北アフリカ・マリの大統領は旧宗主国フランスに、イスラム過激派に対する軍事介入の要請を行っており、フランス軍はマリ北部を支配するイスラム過激派に対する空爆を開始した。当初はこの軍事介入が今回のテロ事件に深く関わっていると見られていた。

ところが事件が鎮圧されてから、このテロ事件はイナメナスの天然ガスプラント建設に携わっていたBPと日揮の幹部が会合する日を狙っての犯行だったという見方が強くなった。国際企業の最高責任者が油田を視察するのは、年に1〜2回程度だという。テロが発生した日にBPのカルロス・エストラーダ副社長と、日揮の最高顧問、新谷正法さんが銃撃を受け亡くなっている。

事件はマリに対するフランスの軍事介入が背景にあるのは、当初の武装勢力の犯行声明からも明らかだが、このテロ事件の準備には数ヶ月かかっており、ガスプラントに内通者が居たとして取り調べも始まっているという。

事件が収束してからも一向に目的が明らかでないこのテロ事件。占星学ではどのように読めるのだろうか。

◆1/12新月図から読むアルジェリアテロ事件◆
この事件の顛末を12日のアルジェ新月図から読み解いていく。今回解読の方法に一部ホラリーの技術を応用した。一般的にマンデンとホラリーの解読法は混ぜて使用するのは禁止だが、全容が明らかでない事件の分析には場合によっては有効ではないかと判断した。



まずアルジェ新月図MCにサウスノードが合。テロ事件や大型事故が発生しやすい地域である。テロリストは12室が表示するが、かに28度で支配星の月は太陽と合。太陽は5室でテロリストが自らの存在を強く主張している。太陽−月はノード軸と調停角で、この新月図の時期アルジェリアにおけるテロ事件の発生を強く示唆している。

被害者は8室で表される。8室にはおひつじの天王星、パラスが入居し、化石燃料に関わるプラント技術者が人質となったことに適合している。また8室カスプはうお座で、支配星の海王星は7室入居。7室は交渉相手や外国との折衝を示し、ここに海王星が来ることで、外電が伝える事件の情報が大いに錯綜したことは言うまでもない。

さて、これら8室に関わる天体に凶角でアスペクトする天体が事件の真犯人と読むことができる。まずおひつじ4度の天王星だが、やぎ3度の金星、同9度の冥王星などとスクエアを形成する。金星はおうし、てんびんの支配星だが、そのうちおうし座はアルジェリアMCのサインである。MCといえば、政府と読むが、政府? アルジェリア政府だろうか。冥王星はICさそりの支配星で、武装勢力の表示となる。

ホラリー的分析では、天王星にスクエアを形成する天体の入居するハウスを、天王星の入居するハウスを1室として、何番目のハウスとなるかで犯人像を明らかにする。金星冥王星は5室であり、8室の天王星から反時計回りに数えて10室。これもMC=政府となる。一般には雇い主と解釈されるが、参加企業の最高責任者が2名殺害されていることから、ここでは発注者のアルジェリア政府が疑われる。

また海王星に凶角を成すのはスクエアとなる木星。木星も政府である10室に入居している。今回アルジェリア政府は人質救出より武装勢力の殲滅を優先し、人質もろとも武装勢力をミサイルで攻撃するなどしており、本来人質保護に当たるべきアルジェリア政府が逆に人質を殺してしまうという痛ましい結果となった。木星海王星のスクエアはこの事象を裏打ちしている。

分析の結果わかったことは、この事件はイスラム武装勢力の自己顕示欲求から来るものだけでなく、背景に関係各国の地政学的事情が見え隠れしており、テロの首謀者についてそれらの2者を分別することが出来ないということであった。この事件の闇は深い。

◆フランス政府に鍵があるか◆
地政学的要因を探るのに、アストロカートグラフィを使うのは有効だ。アルジェリアを通過する月のノードに、海王星DSCと合が正確にスクエアを形成するのが、パリのあるフランス北部なのである。



フランスがマリに軍事介入した背景には、フランスのアレバ社が保有しているニジェールなどのウラン権益があるとも噂されている。広大なサハラ砂漠のエネルギー権益を狙っているのは誰なのか。BPと日揮がなぜ狙われたのか。一介の素人の考えではとうてい答えの出ない問題だ。ただ天体はまず第一に、フランス政府の事情を踏まえることが問題の鍵であるということを暗に示していると思われるのである。

十勝中部でM6.5−1月地震のまとめと2月警戒日

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2月2日23時17分頃、十勝地方中部を震源とするマグニチュード6.5の地震が発生し、北海道南部の広い範囲で震度5を観測した。震源の位置は北緯42.7度、東経143.3度、深さは108km。日本列島に沈み込む太平洋プレート内で発生した地震と見られ、揺れは東北から関東にかけて震度4から1まで東日本全域に及んだ。この地震で電気、ガスが一時止まったが、大きな被害は報告されていない。

◆月毎の地震予想とのズレについて◆
筆者はツイッターにて月毎の地震予想を行っている。1月は以下のように予想を公開していた。

[1月の地震予想] 1/4〜6、8、13、15、17〜18(大型)、22、25、27、28〜31(大型)。

十勝中部の地震は、予想した1月末の大型地震注意日から2日ずれている。一見誤差の範疇と思われるが実はそうではない。筆者の月毎の地震予想は、運行する天体位相を独自の調波理論で予想をはじき出しているものだが、今回の十勝中部地震の背景はその理論とは別の、日蝕による進行をベースにした理論から出ているものと分析する。

現在月毎の地震予想は、ある程度一定の成果を得ているところである。筆者は12/8の記事で2月に大型地震が発生する可能性を予告していたが、これはもう一つの予想ベースである日蝕系の理論である。しかしこれは通常の天体位相との整合性がうまく取れず、これまで発生日、地域とも絞り込む手掛かりを得られていなかった。

この日蝕ベースの予想を絞り込むために、前段階での1月の地震経過を踏まえて予想の精度を高めたいと考えていたが、実際それに見合う地震は無く、月毎の理論に関係なくポンと発震してしまったのが十勝中部地震だ。

結果的に日蝕理論から来る地震はトランシットの天体位相との整合性をつける必要も無かった。それとともに今回の地震が2月中に来るであろうM7超級の地震の前震になる可能性が高まったと考える。

◆1月の地震関連のまとめ◆
予想に入る前に1月のまとめをしておく。1/5にアラスカ沖M7.5地震が発生したが、月間予想1/4〜6の範疇に適合した。

1/3に予想した新月図による中部〜東海地域での地震については、結論を出すのはまだ早いものの、事象は1/14の関東地方を襲った異例の大雪として実現した可能性が高い。低気圧は太平洋南岸を東にむかって進み猛烈に発達しており、これは地震警戒の東経138度前後を通過していた(*)。

1/28には沖縄で震度4を観測したが、1/3に予想した沖縄地方警戒が適合した。発震日は月毎の予想日の範疇であった。そのほか1/29カザフスタン、1/31チリ中部、サンタクルス諸島、アラスカでM6級地震が相次いだ。筆者の大型予想期間に適合した。

◆2月の地震特別警戒日◆
結論から申し述べるが、今後の予想公開は2本立てで行うこととする。発震の傾向からこれら2系統のアルゴリズムは独立して事象に影響を与えていると見られるからである。すでにツイッターでは2月の地震予想を以下のように公開している。

[2月の地震予想] 2/1、3、5〜7、9、10〜12(大型)、14、20〜22(大型)、25〜27。2月はM7以上の大型地震に警戒してください。11日前後と21日前後は津波警戒です。

そして2月はそれに加えて、特別に日蝕ベースから予想される特別地震警戒日を以下のように設けたい。

【特別地震警戒日】2/5、2/21(プラス前後1日を警戒に加えて下さい。)

5日の予想は十勝中部がそれに当たると思われるが、通過してみないと分からないので、念のため警戒して下さい。

ここで特に警戒すべきは2/21前後の警戒日である。これは月毎の通常の大型予想と、日蝕ベースの特別警戒日が被っている。ここは最悪M8レベルの津波併発型を視野に入れなければならないかもしれない。

また傾向として日蝕図IC-MCに感受点のある地域に大型地震が発生しやすい。2012/5/21及び11/14日蝕図で予想される日本地域の警戒地域は、以下の通り。

北方4島を含む北海道東部海域、及び東日本全域。さらに沖縄を含む南西諸島。

予想は仮に日本地域だった場合の想定であり、海外が震源である可能性は十分ある。但し世界で起こる地震の1割は日本で起こっていると言われており、10に一つの可能性は常に存在する。

2月は特に身の回りの点検をして常に備えていただきたい。

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(*)地磁気などの地震エネルギーが地殻を破壊する前に低気圧にエネルギーを与えた場合、発震しないことがあると筆者は考える。

【ソロモン沖M8.0発生】2/21前後は津波併発巨大地震に厳重警戒を

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6日日本時間午前10時12分頃、ソロモン諸島沖・サンタクルーズ諸島でマグニチュード8.0の地震が発生した。報道によると震源に近いネンドー島では高さ1.5メートルの津波が押し寄せ、住民9人が死亡、また400軒以上の民家が被害を受けた。日本の太平洋岸でも数十センチの津波が観測された。空港が津波による瓦礫のため使用できず、救援物資や救援隊の被災地入りも大幅に遅れているという。

前号記事で遅ればせながら公開した地震特別警戒日のうち、2月5日前後に巨大地震が発生した。M8級の地震規模と津波発生の可能性に言及していたが、まさにその規模に適合する地震だった。同時に言及したとおり、これは次の巨大地震を誘発する前震となるものと筆者は考えている。

M8.0 - 76km W of Lata, Solomon Islands 2013-02-06 01:12:27 UTC Location 10.738°S 165.138°E depth=28.7km (17.8mi)

◆震動する2012年春分図◆
今回地震のあったサンタクルーズ諸島は、2012年度の春分図で位置(経度)を示された地域だ。天底にノースノードとジュノーが共に合を形成する地域であり、巨大地震が起きても不自然ではない地域である。


2012春分図でのソロモン沖地域

同地域では1/31頃からM8.0の本震に至るまで、M6以上が7回、M5以上が15回発生している。本震発生後はM6以上が6回、M5以上が60回以上にもなっている。ここ近年では、東北地方太平洋沖地震に次ぐ激しい地震活動となっているものと筆者は見る。

しかし次の春分が迫ってきたこの2月に、どうして急にここに巨大地震が発生したのだろうか。その鍵となるのは木星である。トランシットの木星が、春分図サウスノードに刻一刻と近づいているのである。

筆者は2012年の初めにこのノード軸と海王星-火星軸がグランドクロスを形成することに着目し、大きな経済的損失の可能性に言及していたが、2012年中はそれにうまく適合するような事象は見られなかった。

このまま可能性が消滅してくれたら良かったのだが、そうはならないようだ。サンタクルーズ諸島の激震は、木星がグランドクロスに近づいて反応を返している現象だと考える。前述のグランドクロスを構成するサウスノードにT木星が合となり、さらに海王星にT太陽が合となる2月21日前後に、大きな経済的損失を伴う巨大地震の発生の可能性が隠れている可能性が非常に高いのである。


2012年春分図と2013年2月21日との関係

◆本命はソロモン沖、だが東日本沖も厳重警戒を◆
サンタクルーズ諸島ではM5以上の群発地震が収まっておらず、ここでさらなる巨大地震が発生する可能性がおそらくは一番高い。他の可能性としては天底に海王星が合となるメキシコ沖だが、これは2012年春にM7級発生ですでに経験済みだ。やはり南西太平洋プレートでの巨大地震と津波が最も警戒すべきものとなりそうだ。

しかし占星学的には日本地域での被害地震発生の恐れもある。鍵はやはり木星である。木星による占星学的バイブレーションが高まっているとするのなら、昨年の終わりから急激に進む円安基調と株価回復は木星の影響であり、日本はここにきて急に木星の影響を受け始めていると言ってよいだろう。2012年春分図の木星は金星と緩い合。そして春分図木星は東日本太平洋沿岸でMCと合を形成するのである。


2012年春分図での日本地域。東日本太平洋岸を通る木星ライン、北方四島を通る金星ライン、九州を通る土星ライン。特に木星と金星のラインでの地震に警戒したい。

日本地域で地震が発生しなくとも、津波による被害が起きる可能性もある。ピークとなる2月21日前後は、何よりも優先して万一の際には高台に避難出来るようあらゆる手を尽くして万全の備えをしていただきたい。

◆2月の地震予測(再掲)◆
[2月の地震予想] =通常生活を送る上でお役立てください。
2/1、3、5〜7、9、10〜12(大型)、14、20〜22(大型)、25〜27。2月はM7以上の大型地震に警戒してください。11日前後と21日前後は津波警戒です。
【地震特別警戒日:2月21日(±1日)】
地震特別警戒は、地震対策を日常生活に優先して行ってほしい、緊急性をもった予測です。年に数回出す可能性があります。

◆地震対策のまとめサイト◆
地震防災対策のまとめサイト集(当ブログ)
防災用品・非常食スレ まとめ
津波災害への備え(総務省)


4年に1度の大相場、トップアウト目前か

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昨年秋から円安株高のトレンドが止まらない。ドル円はあまたのテクニカル・サインによる天井をことごとく突き抜けて、3ヶ月以上迷のない上昇を続けている。円安を好感して日経平均株価は昨年10月の8,000円台から今年に入って11,000円台にまで上昇している。半年前からは考えもつかなかった大相場が出現した。

巷では金融緩和による「アベノミクス」に対する期待とも言われるが、それだけで今の相場の動きが語れるのか疑問だ。筆者はアストロロジーにて1月に複数あったドル円天井の節目が難なく突破されるのを見て、これは通常のサイクルではなく、もっと長期で重いサイクルが存在すると感じた。調べていくと、今回の大相場はある長周期天体のサイクルが関与しているとの確信を得た。ある天体とは、木星である。

◆4年に1度現れる、木星と春分図ノードの合◆
木星は来たる2月26日前後に、2012年春分図のサウスノードと合になる。月のノードも木星も、金融市場に対する相場牽引力は他の天体を差し置いて群を抜いて強い。ここで肝となるのは、経過のノードではなく、春分図のノードというところだ。

これらが2つ合わさる時期が相場のピークであると着目して、過去10年の動態を見ていくと、2001年9月と12月のピーク、2005年9月のピーク、2009年2月のピーク、そして2013年2月のピークが現れた。

これを2001年からのドル円月足チャートにマッピングすると、以下のようになった。



赤い透過がかけてある時期は春分図ノードと経過の木星が影響を与えたと考えられる期間である。最も好影響を与えたのは2005年のものである。2009年の影響力は期間が短いが、これは翌月成立する春分図の影響を先取りする裏技的な出方をしたためだと思われる。2001年のものは影響力が外れた直後から下落し、いわゆる行って来いの相場となった。

さて2013年のピークはもう目前で、円安はすでに9合目に達していると筆者は見る。トップアウトした後は、どのような波形を描くのだろうか。結論から言うと、ここ数ヶ月の上昇相場を半値近く戻す可能性もあると考える。

ここで重要な法則をおさえておかなければならない。それは春分図の影響は3月で切れるということだ。次の春分が成立すれば、経過の木星は2012年春分のノードとの縁が切れ消滅する。高く掲げられたハシゴに登ったのはいいが、春分の日までに突然ハシゴを外されるという可能性が極めて高いのである。

2013年の春分図ノードと経過の木星には、当然ながら2012年のような影響力は存在しない。アベノミクス相場に気をよくした閣僚の面々がドル円は100円だとか、株価は13000円と口先介入をして得意になっているのも今のうちである。ハシゴを外されたドル円は2002年前半のように最悪10円前後下落してもおかしくないのである。

◆2012年春分図のグランドクロスに木星が接続するとき◆
木星が月のノードと接続するというのは、幸運を指すわけではない。それはブラックホールとホワイトホールに喩えられるように、一方で大金を儲ける人が出れば、同時に大金を失う人も出る。そしてトレンドが転換すれば、その逆も真なりとなるのである。

2月11日にローマ法王、ベネディクト16世が今月末で辞任すると表明した。ノードと木星の合は、精神的社会的な守護としての木星の存在が一時的に霞むことを意味しており、ローマ法王の辞意表明は占星学的に時局にかなった事象である。

法王辞意表明直後にサンピエトロ大聖堂に雷が落ち、そして15日にはロシア、チェリャビンスクに直径17メートル、重さ1万トンの小惑星が落下し、音速を超越した衝撃波によりガラス窓が割れるなどして、1000人を越える負傷者が出た。木星とノードの合が近づくにつれ、地上での守護が除々に外れるような不穏な雰囲気が感じられる。

木星が接続する春分図のノードはただの合ではない。ノード軸と海王星-ジュノー-火星のTスクエアが形成するグランドクロスなのである。前号記事で告知したように、このタイミングで天変地異が発生する可能性が高いのである。

3.11のときのように、突然の天変地異の発生と、それに伴う相場の大暴落に巻き込まれないように、十分な準備をして備えていただきたい。また大難を小難に変えるのも木星の力である。不幸な出来事が起こらないよう祈念しつつ、静かにこのときをやりすごしたいものである。

事故注意日を公開

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先日21日前後を大型地震予想日として警戒していたが、M6以上は22日のアルゼンチン(深さ585km)の1件のみで、予想は大きく外れた。俯瞰すると、地震としては先の6日サンタクルーズ諸島M8.0に伴う大型余震の連続でエネルギーが相当放出された感もあり、取り越し苦労だったかもしれない。読者の方々にはお詫び申し上げます。

地震が起きなかった代わりに、21日には爆弾テロが相次いだ。シリアでは53人が死亡、インドでは20人が死亡するという痛ましい事件が発生した。これは経過の太陽と海王星が合となったタイミングで発生しており、地震予想の根拠となる天体位相でもあったが、人的被害はテロという形で現実のものとなった。

トランシット同士の合は、あまりにも頻繁に発生するもので、示される象意の範囲も広く特定できない。このたびのことから、ネイタルでの天体合においては、人的被害に関しては地震よりテロなどの事件の方が、発生の仕方としては容易なのが現実であると考えさせられた。

一方、春分図と経過の木星で構成されるグランドクロスの余波は、気象において出てきている。北日本や北陸では24日から猛烈な寒波に見舞われている。青森市酸ヶ湯(すかゆ)では529センチの積雪で、気象庁の観測地点で過去最高を記録した。木星が春分図ノードを通過する26日前後がピークと見られる。

◆事故注意日の試公開について◆
今回の予想空振りについて、対策の一環として事故予想も合わせて出すことにしたい。実は事故注意日のサイクルもある程度目星がついており、こちらのピークと地震のピークが被った場合、事故の方を優先するかどうか判断する材料にしたいと考えたからである。

筆者の事故予想日はテロや紛争にも絡んでくるもので、必ずしも事故だけの発生を表示しない。また地域は地震同様特定できない。以下に3月の地震予想日と、事故注意日を公開するので、興味ある方は利用してみてください。

[3月の地震予想] 2/25〜27。3/3〜4、6〜7、9(中型)、13(中型)、18、21、27、31、4/1〜2(大型)。

[3月の事故注意日] 2/25〜26、3/3〜4◎、5〜6、21〜23◎。
全ての交通機関、工場など機械を扱う職場、また通勤通学などにご活用ください。◎印は特に注意が必要な期間です。

為替変化予想日を公開

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安倍政権が誕生して丁度100日目の4月4日、黒田新総裁のもとで船出した日本銀行は、2%のリフレ政策を達成するため、マネタリーベース(資金供給量)を2年間で2倍にするなどの新たな金融緩和の政策を発表した。また国債の大量購入にあたり、国債を紙幣の発行量内に収めるとしてきた「銀行券ルール」は一時的に停止するとした。これを受けてドル円は大幅安となり、前日の92.8円から3円40銭安の96.2円をつけた。1日の値動きとしては2011年10月31日以来の大きさだという。

金融市場の予想はこれまで何回かテストをしてきたが、手応えのある法則を見いだせていなかった。ところが今日発生したイベントの中に思いがけずヒントとなるものを見いだしたのである。それは、日銀新政策発表された13:40の2分後に発生した、千葉県東方沖地震(震度4)である。




実は日銀(BOJ)の動きと、地震発生を示す天体の組合せの一つは同じなのだ。だから日銀政策発表と地震が同時に来ても理論上齟齬はない。ただこれらが連動して発生するというのは極めて稀な現象だ。

これを解く鍵は月のノードにある。4/4に発生した震度4の地震は2つあった。このうち01:58石川県加賀地方の地震はMCとノースノードが合、12時間後の13:42千葉県東方沖地震はMCとサウスノードが合の時間帯であった。そして同日、これらの月のノードに水星がタイトな調停角を成立させていたのである。水星は地震に対応するほかに日本円も表示しており、アストロロジー的には日銀サプライズによる円安伸展と地震の発生には相関関係があると説明できるのである。

筆者は月ごとの地震予想日をツイッターで公開しているが、先月から事故注意日も理論化にこぎ着け公開している。そして同じシステム理論で金融市場も予想できるのではないかと考えていたところ、日銀サプライズのタイミングによって裏付けが取れたので、ここに4月の予想を公開したい。

ただ地震や事故は予想が外れたりタイミングがずれたりしても実益を損なわないが、金融市場は予想と1日でもずれると実害が生じる可能性がある。精度はおおむね±1日程度の幅がある。また本予想はあくまで理論を確かめるための実験的なものであり、結果は保証できない。ご利用に当たっては各自自己責任でお願いしたい。

[4月の為替変化日予想] ドル円=4/(2)、3〜4◎、5、(7)、(12)、14、(16)、(20)◎、22、23、29◎。株=4/13。※()付の日は下落、その他は上昇または不明。◎は重要変化日。ご利用に当たっては自己責任でお願いします。仕様は途中改良する場合があります。


アストロ的移動平均線〜ドル円目標7月に110円へ〜

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日銀新政策発表から週をまたいで始まった8日の為替市場は、いきなり1円安の窓開けでスタートした。もはやドル円相場は文字通り次元が切り替わってしまったようだ。相場は常に前のめりに円安方向に傾いているように見える。

そして前号記事から採用した新しい調波サイクル理論を運用するにあたって、木星効果の再構築が必要となった。2月までは円安効果は春分までしか続かないと見ていたが、これはネイタルチャートの木星をそのまま当てはめた一次的な解釈であった。そこに調波理論を加えた二次的解析を行って新年度からの相場の行方を占った。

分析の結果、ドル円は6月20日頃には2004年のレートである105〜110円に到達する見込みが高いことが分かった。詳細な分析方法は公表できないが、木星のサイクルを約4年ごととして過去12年を分析して得たものである。

また同時にユーロドルのサイクルも分析した。約2年ごとのサイクルと考えて過去12年を分析した結果、次のピークは5月18日頃となり、ユーロドルは一旦トップアウトすると考えられる。レベルは1.35〜1.38あたりと思われるが、これは自信はない。

ドル円、ユーロドルの分析は、いずれも今日からピークアウトの時点までに長期サイクルに変動を与えそうな変化点がなかったことから、このままいずれも上げ基調で推移すると判断したものだ。

ただし、ネイタルチャートでは5月に大きな変化点が存在する。カーディナルクライマックスの一連の流れである、天王星と冥王星による三回目のワクシングスクエアが5月21日に成立するのだ。サイクル的に見てもこのカーディナルスクエアは欧州を中心とした金融不安の可能性がある。

ドル円はかろうじてこのスクエアの影響からは回避できるようだ。ドル円が7月にピークに達したとして、その後のシナリオはまだ描けていないが、とりあえず本稿をもって年前半の主な為替相場の見通しとしたい。

イラン南部でM6.3の被害地震

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日本時間9日20:52にイラン南部の都市ブシェール近郊でM6.1(USGSでは6.3)の地震が発生した。同国国営メディアによると、20人が死亡、500人が負傷したと伝えており、被害は拡大する可能性がある。ブシェールには原子力発電所があるが、被害は無かったと伝えられている。

(USGSによる地震諸元)
Magnitude 6.3 - SOUTHERN IRAN
2013 April 09 11:52:50 UTC
Location 28.500°N, 51.591°E
Depth 10 km (6.2 miles)

震源のブシュールでは3/12新月図では水星とICが完全な合。3/20春分図では土星がイラン中部ICに緩い合となっており、さらに4/10に成立する新月図でも同じくイラン中部ICと土星が合となる。3/12新月図水星は土星と調停角のアスペクトを形成しており、これら3つの位相図が共鳴して発生した地震であったと考えられる。

日蝕図では、昨年5/21日蝕図のセレスにTサウスノードの合が成立し、共鳴関係が見出された。この関係は来たる5/10日蝕図でも引き続くので注意したい。近く地震予想を執筆する予定だ。

4月10日の新月図は、アングルの位相が今年の春分図と1度しか変わらない位相で成立する。今年の春分図の特徴が新月図の中に現れる可能性は十分ある。この一ヶ月間に生起する様々なイベントを分析して、一年を占うことが出来るかもしれないので、注視したいと思う。

【速報】淡路島で震度6弱

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4月13日午前5時33分頃、淡路島付近でマグニチュード6.0の地震が発生し、最大震度6弱を記録したほか、関西一円の広い範囲で震度4の揺れを観測した。執筆時点でけが人が6人というが、引き続き余震に警戒が必要だ。

震源は18年前の阪神淡路大震災の震源に近い位置で、発生時間も5時台と共通している。

4月10日新月図によると、火星、金星が関西方面のDSCと合となっている。また発生時間は冥王星がMCに合、太陽がASCに合というタイミングであった。

以下は4/10新月図マップである。震源は火星と金星の間にはさまれた淡路島付近だった。


5月の日蝕に向けて地震に警戒が必要な時期が来ていると思われ、引き続き分析を続けていく考えだ。


淡路島地震と「引き寄せ」の法則

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◆淡路島震度6弱地震の諸元◆
発生日時:13日05時33分
震源:淡路島付近(北緯34.4度、東経134.8度)
   深さは約10km、マグニチュード6.0

◆新月図MC-ICに天体なし◆
今回の地震について予想できなかった一番の要因は、日本地域の新月図MC-ICに合となる天体が存在しなかったことがある。筆者のこれまでの予想分析では、新月図子午線に何らかの天体が来ていることが必須条件であったので、分析手法や優先順位について再検討をする必要に迫られた。

◆発生日時のトリガー◆
発生日の特徴としては、太陽(Ari23)が火星(Ari24)と合、また冥王星が逆行を開始する日であった。

水星がうお28度と差し迫った度数であったこと。特に春分点のおひつじイングレス直前は、東日本大震災時の天王星が位置しており、地震関連天体がサインおひつじにイングレスする直前には特に注意が必要であった。

地震発生図では淡路島MC(Cap13)が冥王星(Cap11R)と合、また太陽-火星がASC(Ari22)と合となる時間であり、また冥王星逆行開始から40分後であった。

春分図においては、月が地震調波図太陽と合となる日取りであった。そのほか上記2図には対応するいくつかの特徴的な組合せが見られた。とくにHN火星とN冥王星はオポジションとなり、火星ICによるインプレッションの影響が確認できた。

◆震源地の特徴◆
筆者はこれまで、新月図においては冥王星をはじめ重厚なマレフィック天体が子午線を通る地域を中心に地震予想をしてきた。ところが先日のイラン南部地震においては水星、淡路島地震については天体なしという場合、最初から視点から除外される地域である。

これまでの経験から敢えて読み取るとすれば、淡路島での4/10新月図ICは、冥王星とジュノーによるクインデチレ・アスペクトが成立している。心理占星学のノエル・ティル氏が提唱するアスペクトだが、おそらくマンデンに使用された例は無いのではないか。

また春分図については、淡路島春分図のジュノーに、パートオブフォーチュンが完全な合であった。春分図ではこの手法も可能かもしれない。

◆エッジワーズ・カイパーベルト天体に特徴◆
さらに淡路島新月図について、めったに使われることのないエッジワーズ・カイパーベルト天体を使うと、極めて特徴的な星位が現れた。
淡路島MC(Can25)とヴァルナ(準惑星候補)(Can23)が合、ASC(Lib22)とハウメア(準惑星)(Lib19)が緩い合。DSC(Ari22)にはエリス(Ari22)が完全な合となることが判明したのである。

これらEKBO天体のTスクエアと淡路島アングルが共鳴したことによって震源地が確定した可能性が高い。これらの天体は占星学での意味が確定していない。

◆ディスポジターの選定◆
いずれにせよ新月図分析について、最も地震エネルギーを貯めやすい天体を選定し、その天体を中心に地震予想が出来るようになければならない。ディスポジターを使うのが正攻法だと思われるが、これまで使用してこなかったのは、特に2011年まで天王星と海王星のミューチャルレセプションが成立していたことから影響が判然としなかったことがある。

ディスポジターで最も強いのはファイナルディスポジター、つまり本来の座に入居した天体のことである。4/10新月図では火星がおひつじに入居しており、最終的な力を集める天体であった。前月の水星もそれに近いエネルギーの集中があったと判断できる。

それでも難しいのは、火星が子午線の軸に乗っている地域で地震が発生しなかったこと。揺れにくい地域はあるので予想から除外することもあるが、今回はアラスカとイラクを通る大円であった。ここを外してDSCを通る日本を選定する判断に至るまでの手掛かりは乏しい。

◆「引き寄せ」の法則で選ばれた淡路島◆
新月図に意味深な天体配置が表示されるものの、MC-IC軸に天体が無いばかりに見逃してきた地震は実は少なくない。ところが実際地震が発生してイベントチャートを見ると、地震発生時トランシットの天体が、新月図アングルに乗っていることがあるのだ。

仮にそれを「引き寄せの法則」として考えると、淡路島地震の場合は新月図ASCがイベント図DSCに合、新月図DSCがイベント図ASCに合となる。そしてその時刻に冥王星が天頂に来るのが淡路島震源となるのだ。

そして同時に、太陽と火星の合がASCに、新月図の火星-金星がDSCに乗り、これらがオポジションを形成する時刻なのである。

これらの複合的アスペクトに加えて、EKBO天体のエリスがイベント図ASCに、ハウメアがDSCに乗り、これらにTスクエアでヴァルナが加わる。前述したようにヴァルナは淡路島新月図MCと合である。

こうして新月図とイベント図のアングルが天体を伴って絶妙に重なった瞬間、震度6弱の地震が淡路島で発生したのだと説明できるのである。

このような複雑なメカニズムを逆算して地震予知をしようとなれば、憶測や誤謬の発生が増えて予想が破綻する可能性が極めて高い。今はデータを集めて信頼できる理論の構築をすすめていくほかないと考える。

【5月日蝕】5/4前後に大型地震を予想〜関西地域は警戒を

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5月10日に日蝕が成立するが、この天体位相成立が近くなるにしたがって、巨大地震の発生も増えてくる。今回予想される地震は非常に反応が早く、地震が発生するとしたらおそらく日蝕成立前である。計算すると、以下の警戒日が浮かび上がった。

【地震特別警戒日】5月4日(警戒期間:5月1日〜10日)

警戒地域は西太平洋全域。特にバヌアツ、フィジーなどが警戒地域と見込まれる。予想される地震規模はマグニチュード7から9まで。津波についても警戒が必要だ。

◆淡路島M6.0は前兆地震か◆
13日に気になる地震が発生した。前号、前々号で記事にしている淡路島M6.0地震だ。この地震については4/10新月図を根拠に発生したものとして説明した。

ところが、次の日蝕成立時には天王星が神戸上空でMCと合を形成するのである。天王星は占星術においては地震に特に関連が深いとされている。筆者の見立てでは天王星だけが特別地震に関連があるというわけではないが、阪神淡路大震災も、東日本大震災も天王星の影響が大きい地震だった。

そこに先日の淡路島震度6弱の地震だ。タイミング的にいって5月の巨大地震の前兆地震と疑ってかかるべきだと判断する。

そして5月日蝕は天王星のかかる影響が大きいのだ。予想される地震のタイプは、2010年1月の日蝕成立2日前に発生したハイチ大地震だ。この地震はマグニチュード7級の地震だったが、直下型であったために30万人以上が死亡するという甚大な被害をもたらした。

巨大地震は必ず前兆を示してくる。関西地域の方は特に警戒していただきたい。また地震学の専門家たちによれば、大型地震は日本列島域内でいつどこで発生してもおかしくない時期に来ていると言われている。5月初旬を警戒時期のピークと考えて、地震防災対策がお済みでない方は早急に対策をとってほしい。

◆地震対策のまとめサイト◆
地震防災対策のまとめサイト集(当ブログ)
防災用品・非常食スレ まとめ
津波災害への備え(総務省)

5月日蝕図の天王星(成立時に神戸の天頂に位置する)

4月新月図と5月日蝕図による日本列島に関わる天体群(合成図)


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