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Channel: 占星術思いつきメモ(天体位相研究カルデア)
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連発する地震〜日本列島全域で警戒を〜

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日本時間16日19:44、イラン南東部のパキスタンとの国境付近でマグニチュード7.8の地震が発生した。パキスタン当局によると同国側に少なくとも34人の死者が出ている。イラン当局によると20以上の村が深刻な被害を受けていると伝えられるが、死傷者の報道はまだ届いていない。

17日には、日本列島でも中規模地震が相次いでいる。15:43石垣島北西沖M5.6を皮切りに、15:50同M5.7、16:26同M5.5の3連続地震。そして17:57三宅島近海でM6.2地震が発生し、同島で震度5強を観測。三宅島の地震は午前10時過ぎから群発地震が発生しはじめ、現在でも有感地震が続いている。さらに21:03宮城県沖でM5.8地震が発生し、最大震度5弱を観測した。

石垣島地震発生時の天頂には木星、三宅島地震発生時の天底には冥王星が位置していた。

4/10の新月を過ぎた頃からとみに地震が目立つようになってきた。これは4月の新月図のアングル(方位)が一年の計を示す3月20日春分図のアングルとほぼ完全に重なるという珍しい現象によるものと考えられる。春分から4月の新月まで1ヶ月も経ってないので、多くの天体は春分図と重なるところが多いのだ。これは春分図で示された象意が、より直接的な影響力を持つ新月図によって具現化されることを意味する。

3/20日本春分図では、天底に地震の意味を持つ小惑星ジュノーが位置している。


上図の赤線がジュノーが天底にくる位置で、三宅島にもほど近い。しかし富士山に対しては完全に重なっている。富士山の火山活動の兆候にも注意しなければならないだろう。

前号で日蝕に先立つ5月4日前後に巨大地震が発生する可能性があることをお伝えしたが、日本列島が南から北まで揺さぶられてきたことから、西日本だけでなく日本列島全域で警戒にあたっていただきたい。地震の候補地は日本だけではないが、こればかりは絞りきれるものではない。万一の備えとして、地震防災準備をお勧めする次第である。

◆地震対策のまとめサイト◆
地震防災対策のまとめサイト集(当ブログ)
防災用品・非常食スレ まとめ
津波災害への備え(総務省)


5月末までは強い地震に警戒を

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【地震特別警戒日】5月4日(警戒期間:5月1日〜10日)

5月初旬の地震のピークを5月4日前後と設定して警戒を呼びかけていたが、そこに至るまでにすでにイラン-パキスタンや中国四川省で深刻な被害地震が発生している。4月中に通過するいくつかの感受点について、分析が至らなかったのは大変に遺憾に思う。それぞれの震源地にはアストロロジー的にも各々別の由来があるはずだが、今の筆者の研究では「次の地震は何日にどこで、さらにその次は何日にどこで…」というような予想はとうてい不可能だ。

ただし今の地震の傾向をみると、「一度地震が起きているから、次はもう無いだろう」という考えは捨てなければならない。淡路島も、四川省も一度大地震が襲った地域である。イランは昨年も被害地震が発生している。

日本では千島列島M7級、伊豆諸島沖、石垣島でM6級の地震が立て続けに発生しており、日本列島全体が震源に囲まれてしまった。東南海や南海トラフでの津波級地震、東日本のアウターライズ地震の可能性も考慮すべきだろう。

◆四川省でM6.6地震◆
20日に中国四川省雅安市蘆山県で発生した地震の死者・行方不明者は、22日までに200人を超えた。天体位相としては太陽-火星の合、水星-天王星の合が成立したタイミングであり、相乗効果があったと考えられる。

◆春分図、日蝕図と地震◆
最近起こったM6以上の地震(青い印)と天体位相をマップ化して表示した。上は今年の春分図の天体が子午線を通る位置を示し、下は5月10日の日蝕図の天体が子午線を通る位置を示したものである。なお日蝕図はまだ成立していないが、筆者の調波理論では位相図の先取りは成立するとの考えである。
2013年春分図と最近起きた地震の関係

2013年5月10日日蝕図と最近起きた地震の関係

春分図と地震の関係では、イラン南部では土星IC(茶色の線)に近く、またイラン-パキスタンではサウスノード(黒い線)に一致する。四川省ではセレスMC(オレンジの線)と一致。伊豆諸島沖ではジュノーIC(深緑の線)が一致した。

日蝕図と地震の関係では、四川省が海王星MC(紫の線)とキロンMC(薄い線)に近い。中露国境沿岸と淡路島が天王星MC(水色の線)に近い。

今後予想される震源域は、ソロモン諸島からフィジーまでの西太平洋一帯が最も強い。あと台湾〜インドネシア、米国西海岸も少しある。また昨年5月にはイタリアで地震があったが、地中海沿岸も注意すべき地域だ。もちろん日本周辺は常に警戒が必要である。

◆5月には重要な天体位相が出現◆
最近地震が増えているのは春分図、日蝕図の関係だけではない。5/21日にはカーディナルクライマックスの一連のアスペクトである、天王星と冥王星の3回目のワクシングスクエアが成立する。この前後1週間程度は地震警戒期間と見なければならない。5月いっぱいまでは大型地震に警戒してほしい。

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今後の地震予想について

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5月の地震結果は5月24日のオホーツク海M8.3が最大で、被害地震とはならなかった。この地震は日本でも震度3から1を記録し、揺れはモスクワでも感じられたという。深発地震としては観測史上最大の地震であった(wikipedia)。
<地震の諸元>
M8.3 - Sea of Okhotsk 2013-05-24 05:44:49 UTC
54.874°N, 153.281°E
Depth: 608.9km (378.4mi)

地震予想としては今回も空振りに終わったが、主な被害地震は4月に集中しており、早めに出てしまったように思われる。ただこのところの観測から様々なことが分かってきたので、記録していく。

◆オホーツク海M8.3は、2012年11月の日蝕図に従う地震◆
これまでも日蝕図から地震の発生時期を算出していたが、予想の関係でオーブを広めにとっていた。しかしそれは必要が無いと判断出来ることがわかった。

例えば昨年11月14日の日蝕図から地震を算出すると、
N太陽(sco21.94)−Tノースノード(sco21.89)=2013.2.6 ソロモン諸島沖地震(M8.0)
となり、その度数差は0.05度である。この誤差なら予め地震当日を予想できる非常に高い精度を示している。

同じ日蝕図でオホーツク海M8.3を算出すると、
P水星(sco29.84R)−P月(29.90)=2013.5.24
また発震した日本時間14:49を見ると、
N太陽(sco21.94)−T月(sco21.23)=14:49
でその誤差は0.71度のアプライである。

ついでに2月15日のロシア・チェリャビンスクでの隕石落下も見ると、
Pノースノード(sco26.05)−P月(sco25.81)=2013.2.15
となり、P月0.24度のアプライである。
このときは地震でなく隕石の落下という珍しい現象の発現であった(wikipedia)。

この方法で次の日蝕図の地震を予想するなら、
N土星(sco04.68)−Tノースノード(sco04.68)=2014.01.12
という日付が算出される。この日は経験則からもM8以上の巨大地震に警戒が必要であると言えそうだ。

経度はオホーツク海M8.3の東経153度からソロモン沖東経165度までの間付近が警戒域だ。この近く東経159度にはN天王星が存在する。太陽がさそりで支配星の火星が共通するおひつじの天王星が刺激されている可能性がある。

このほかの日蝕図も検討の余地があるので、今後一つずつ明らかにしていきたい。

◆木星の緩衝効果◆
5月前半にはM6以上の地震が全く発生しなかった。これは地震の第4調波図で木星と海王星が合となる期間に符合した。これらの位相が他の緊張度の高い位相をこれほどまでに沈静化させるとは思いもよらなかった。

金融占星術でもそうだが、実はマンデンで一番扱いが難しいのは木星なのだ。メリマン氏の著作によると、木星は位相成立の2ヶ月前から効果を発揮するそうだが、他天体の影響力が発揮される期間に比べると異様に長期に亘る。これを踏まえないと予想を的中させるのは困難だ。

◆地震と金融予想◆
筆者は最近は金融市場予測を行いつつ、そこで得たものを地震予想にフィードバックさせる試みを行っている。そこで分かってきたのは、金融市場は特にアスペクトに鋭敏に反応するのに対し、地震は一旦サインのエネルギーに落とし込んでから発震するという違いに気づき始めた。これをもとに月毎の地震予想も改良を加えていくつもりである。

“船が真っ二つ”な海難事故

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今回は最近起きた2つの海難事故を取り上げる。

6月17日、インド洋を航行していた商船三井のコンテナ船 "MOL COMFORT(エムオーエル コンフォート)"の船体が中央部で2つに破断し航行不能となった。乗組員は退避して船は漂流しているが、曳航作業に入るという。事故原因は不明と伝えられる。

6月23日、宮城県の沖合でマグロ漁船第七勇仁丸が自動車運搬船と衝突し、2つに割れて転覆。この事故で船長が行方不明となっている。

船の事故で船体が2つに割れるというのは全く無いわけではない。商船三井の場合は荒天の中を航行中だったというので、三角波の直撃を受けた可能性もある。

この2つの事故を天体位相で説明するなら、どういうことになろうか。結論からいうと、これはふたご座26度から29度にあり切羽詰まった状態に追い込まれている木星がキープラネットとなっている事故だ。

木星の事故とはどういうことだろう。これは関わったコンテナ船また自動車運搬船の巨大さ、そして積載貨物の巨額な金額がそれを示している。大型コンテナ船となると2〜3億ドル(200〜300億円)、自動車運搬船が仮に5000台の車を積載すると100億〜200億円の貨物ということになる。

木星は6/26にかに座にイングレスするが、その前サインカスプに押し迫った度数にきた場合、何かしら大きな事故を起こすことがある。木星による事故の犠牲者数はそれほど多くない。

6/9新月図を見ると火星と海王星が正確にスクエアの配置である。海王星は海難事故に特徴がある。海王星は6月後半から土星とトラインを形成している。また経済流通に関する水星金星が冥王星とオポジション。これらが船を破断させる要因になったと見て良いだろう。

自動車運搬船の場合は不幸にしてぶつけられた方の漁船が被害に遭った。これは6/23に水星金星の合にヴェスタがさらに重なったことで表示される。

◆成立する“水のグランドトライン”◆
6/26にかに座にイングレスした木星は、さそり座の土星、うお座の海王星とグランドトラインを7月に成立させる。グランドトラインとは占星術のアスペクトでも最強の幸運を表すとされ、これを好機と捉えるアストロロジャーは多い。

しかし、マンデーン(社会占星術)で読むアスペクトは、出生占星術のように“停止した”アスペクトではない。グランドトラインですら一つのピークにすぎず、ここを過ぎればあとは“幸運の解体”が待っている。この意味において、今夏の政治経済情勢は非常に際どい状況を覚悟せねばならないと思っている。

このテーマは後日述べるが、真ん中から三角に折れ曲がった商船三井のコンテナ船の哀れな姿が、来るべき日本の姿にだぶって見えるような気がしてならないのである。

2013年株価バブル崩壊の予兆

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昨年末に安倍政権が誕生してから早半年、9000円台と低迷していた日経平均株価はアベノミクスと呼ばれる金融経済政策への期待感からうなぎ上りに上がり続け、5/22には2007年末以来5年半ぶりの15627円に到達した。為替は、83円台にあったドル円が5/23には一時103円をつけ、20円も円安が進行した。4月には日銀の黒田新総裁による量的緩和政策の発表による株価や為替の押し上げ効果もあった。

しかし株価、為替とも5月のピークを境に失速。6月初旬にはアベノミクス政策の実体経済への波及効果が乏しいという失望感から急落し、株価は6/13に12445円まで下落、ドル円は6/17には94円まで下落した。

その後は比較的順調に持ち直し、株価は13000円台、ドル円は99円まで回復している。5月までは主に外国人投資家が株価や為替の主導権を握っていたが、6月以降は日本の投資家により買い支えられていると見られる。

アベノミクスへの期待感で膨らんだ金融市場だが、この先本当に実体経済が回復するのか、株価や為替はこれ以上上がり続けるのか。占星学の見地から読み解いていきたい。

◆1990年の株価大暴落に酷似する星回り◆

今夏7月に天体は非常に大きなイベントを迎える。かに、さそり、うおの水の3サインに天体が入りアスペクト、“水のグランドトライン”が成立する。サインかには木星、さそりは土星、うおは海王星と、この3天体がアスペクトを組み、それは7月18日頃にピークを迎える。

木星の参加するグランドトラインは、占星学のアスペクトでもトップクラスの幸運を示すと考えられている。実際個人などを占う出生占星術の方ではたしかにそういう出方をすることは知られている。

しかしマンデーン占星術(社会占星術)の場合、同じ事が言えるだろうか。常に移動し続ける天体は、アスペクトを成立させたら次はもう解体過程に入る。なりゆき任せであれば、たとえそれまでに株価が上がっていたとしても、その後は失速する可能性が高い。

実は、かに座に木星が入ってグランドトラインを形成したのは初めてではない。過去を紐解くと、1990年5月に同じように水のグランドトラインが成立していたのである。

<1990.5.11のグランドトライン>(かに)木星−(さそり)冥王星−(うお)火星
<2013.7.18のグランドトライン>(かに)木星−(さそり)土星−(うお)海王星

日経平均株価は1989年末に38915.87円という史上最高値をつけたが、翌90年に一気に売り込まれ、年末には15000円安の23000円台にまで落ち込んだ。この年がいわゆる日本経済の“バブル崩壊”の始まりだったのである。

ちなみに同じく、かに座に木星が入った2002年も、3月から5月に12000円台をつけたものの、その後下落を続け8000円台でその年を終えている。この年も木星はうお座の天王星とトラインを形成していたのだ。

以上過去の実例から見ると今年の水のグランドトラインも、一時の株価隆盛も束の間、バブル崩壊という流れに陥る可能性が高い。

◆かに座木星と米国始原図◆

それではなぜ水のグランドトラインはバブル崩壊を呼び起こすのだろうか。ひとつにはサインのサイクルがある。物事はつねに火のサインから生まれ、地のサインで形となり、風のサインで拡散し、水のサインで解体するという流れだ。水は物事の最終段階にあって、溜め込む性質をもっている。

加えてグランドトラインにはあらゆるエネルギーを飲み込んで膨らむ性質がある。このトラインは膨らみきったところで活動を停止し、何かのきっかけで破裂してしまうのだ。喩えると水風船のようなもので、空気の入った風船と違って、破裂すると水が周りを押し流し被害が大きいのである。

例えば2008年のリーマンショックも、うお座天王星と乙女太陽-土星のオポジションが主軸となって発生している。水のサインのアスペクトは特に注意が必要なのだ。

もう一つ、注目すべきはかに座の木星だ。米国始原図、つまりアメリカの建国記念日がかに座に当たるのだ。出生図に木星がイングレスすることは、その出生図にとっての幸運を示す。木星がサインかににイングレスしている1990年、2002年は特に日本の株は売り込まれているが、その間利益を上げたのは米国の投資家だということである。今年もすでに5月に外国人投資家は日本株を売り込んでおり、これもまた当たりつつある。

◆2013年夏、バブル崩壊は近い◆
出生占星術ではグランドトラインは破られない、といわれるが、社会占星術ではそうならない。最初のきっかけは、天王星-冥王星の3回目のスクエアが成立した5/21以後の株価下落だった。

次にバブルを破綻させるきっかけを作るのが、グランドトラインの一角である木星が冥王星とオポジションを形成する8月8日である。ここでいわゆるカーディナルクライマックス天体と、水のグランドトライン天体が一つの作用を及ぼすことになる。アベノミクス相場はおそらくここで終焉するだろう。

最後に水のグランドトラインを形成したもう一つの天体、土星が9月19日に金星とともにノースノードと合を形成する。株価はここを目指して急落すると予想される。株価下落の原因は経済だけでなく安倍政権の内部からもたらされるかもしれない。夏の参院選で自民党が大勝利しても、安倍政権は秋分を越えることなく崩壊するのではないかとすら、筆者は考えているである。

水星と出産−安藤美姫

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フィギアスケートの安藤美姫選手が今年4月に女の子を出産していたことを明らかにした。結婚はしておらず、父親のことには触れられなかった。2014年のソチ五輪には出場を目指していくという。

本稿ではとくに出産のタイミングを中心に分かることを読み取っていきたい。

◇2回の世界選手権金メダル◇

安藤選手は1987年12月18日生まれ。彼女は2007年と2011年の世界選手権においてシングルで金メダルをとっている。これは冥王星トランシットのタイミングとシンクロしている。

出生の太陽はいて座26度、同天王星はいて座28度。
2007年3月の世界選手権(東京)でのT冥王星はいて座28度で、出生の太陽−天王星に合となっている。トップに到達する強力な星位が成立している。

2010〜2011年の星位は、出生のパラスがやぎ座2度、T冥王星は2〜7度を通過し、この時期さらに高度な技術を身につける。2011年4月の世界選手権(モスクワ)でのTノースノードはいて座24度。ノースノードはこの時期T冥王星と交叉し影響力を受けており、それが出生の太陽とシンクロした。

一方2011年にはT冥王星は出生の海王星(やぎ7度)を通過。コーチであったモロゾフ氏との師弟関係を解消し、その後2012〜13年のGPシリーズを欠場している。


安藤美姫のホロスコープ(2013年・部分。生時は暫定)

◇出産のタイミングは水星-セレス◇

2013年4月の出産であれば、受胎は2012年7月頃と考えられる。この頃から今年にかけて、彼女のプログレス(進行)の水星は同セレスとみずがめ座3度で合を形成している。セレスは出産に関する天体で、このことからこの星位が出産のタイミングであったと判断される。

プログレスの水星は、2007年に出生のセレス(やぎ24度)、金星(やぎ25度)と合を形成している。おそらくこの頃から結婚願望が強くなってきたと思われる。

水星による出産とは、意外と思われるかもしれないが、金星と水星は太陽の随伴者であり、太陽の意志を代わりに伝える役目もする。水星は2007年に出生の金星からインプレッションを受けて、金星になりかわって愛情を運んだものと考える。

◇子どもの父親について◇

父親について深く詮索する気はないが、進行の星位から考えると、今結婚式を挙げるタイミングではないと判断されたのではないだろうか。

彼女の出生の水星(いて23度)は、同土星(いて23度)と合。土星は目上の人や父親のような人、指導者を示す。愛情を運んだのが水星なら、お相手はそういったタイプの人を示すこともある。ただし水星のプログレスは一人の人物のみを表すとは限らないので注意したい。

彼女の父親は子どもの頃亡くなっているという。この水星-土星の合は思いのほか複雑な影を落とす。子どもの父親はコーチだったモロゾフ氏ではないかとの噂もある。しかし一見彼が立ち位置としては近いようだが、水星-土星がファザーコンプレックスとなればそれは彼女にとって重荷である。筆者の感想としては、同コーチが去った後の出逢いによるものではないかと考える。

◇引退後は第2子もー幸せな結婚生活へ◇

安藤選手は2014年までは現役を続けるという。その後を見通すと、2015年にはプログレスの太陽がやぎ24度に到達し、出生のセレス、金星と合を形成する。この組合せは結婚、出産にもっとも幸運な大金星の組合せだ。おそらく正式な結婚は引退後に行うつもりであろう。続いて第2子も生まれる可能性も高い。幸せな結婚生活を始められると期待できそうだ。

以上安藤美姫選手の出産とその周辺について考察したが、ここで言えるのは、彼女は自然のリズムに従って出産しており、それは常に正しく、また幸運であるということだ。

社会の不況と晩婚化で子どもが出来るタイミングをうまく取れない現代の日本人にとっては、彼女はむしろ力強い実例を示してくれたのだと筆者は感じさせられるのである。

串田情報と占星術による巨大地震予測

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八ヶ岳南麓天文台・串田嘉男氏による地震予測情報については、『「琵琶湖周辺M7.8」串田氏地震予報を解読する』の記事でふれたが、現時点でも長期前兆現象がつづいており、7月19日の時点では、近畿地方での大型地震発生予想日が9月5日±となっている。

占星術においては、2013年の春分図IC-ジュノー合が本州を通り、また5月10日の日蝕図において関西地方にMC-天王星合が通っていることから、串田氏の地震予想と占星術における地震の可能性がシンクロする可能性が出ているのである。

そこでまず、串田氏が観測する地震の長期前兆現象が、占星術上でどのような時期に発生し始めたか調べてみると、前兆現象は、2012年10月7日から発生しており(「長期前兆No.1778」続報No.001)、これは10月6日にサインさそりに土星がイングレスしたタイミングと完全に符合する。

このことから、串田氏が捉えている地震前兆は、占星学的にはサインさそりにイングレスしている土星と、同年8月30日に同サインにイングレスした月のノースノードが織りなす波動に繋がるものであると確信する。

土星とノースノードは今年9月16日には完全な合を形成する。土星以遠の天体とノードの合は、地震発生のトリガーとなる重要な天体位相だ。これによる地震発震予想期間は9月から来年3月までの半年間が充てられる。すなわちこの期間に串田氏が予想する巨大地震が発生する可能性が強いと筆者は判断する。

◆「冥王星とノードの合」と東北地方太平洋沖地震◆

筆者の最近の研究で分かってきたことは、2010年11月に合となった冥王星と月のノースノードが、東日本大震災の発生に大きく関与していたということだ。具体的には、2011年3月に至るまでの約5年間の日蝕図および新月図において、2010年11月から2011年4月までの6ヶ月間の間に、ネイタルの冥王星にトランシットの月のノースノードが次々と合を形成したのである。

2010/01/15 日蝕図 → 2010/11/06 TNノード-N冥王星合
2010/07/12 日蝕図 → 2010/11/08 TNノード-N冥王星合
2010/11/11 TNノード-T冥王星合
2009/01/26 日蝕図 → 2011/02/03 TNノード-N冥王星合
2009/11/17 新月図 → 2011/02/05 TNノード-N冥王星合
2009/07/22 日蝕図 → 2011/02/17 TNノード-N冥王星合
2008/02/07 日蝕図 → 2011/02/23 TNノード-N冥王星合
2008/08/01 日蝕図 → 2011/03/08 TNノード-N冥王星合
2011/03/11 東北地方太平洋沖地震
2007/12/10 新月図 → 2011/03/16 TNノード-N冥王星合
2007/09/11 日蝕図 → 2011/04/03 TNノード-N冥王星合
2006/03/29 日蝕図 → 2011/04/07 TNノード-N冥王星合

以上の例から、トランシットの冥王星とノードの合が成立した11月11日から、巨大地震が発生した翌年3月11日まで約4ヶ月間の幅がある。少し余裕を見るとしても、2006年から2010年までの日蝕図、新月図における冥王星の破壊力が、2010年11月から2011年4月までの半年間に集中したことを意味しているのである。

◆来たる「土星とノードの合」と巨大地震◆

前述したように、串田情報による近畿地方周辺で予想されるM7超級の地震予測は、占星術的に見て今年9月から、ノードがサインてんびんに抜ける来年2月19日までの間に来る可能性が高い。

2013/09/16 TNノード-T土星合
2013/05/10 日蝕図 → 2013/12/04 TNノード-N土星合
2013/11/03 日蝕図 → 2014/01/10 P月-P土星合
2012/11/14 日蝕図 → 2014/01/05 TNノード-N土星合
2012/10/15 日蝕図 → 2012/02/10 TNノード-N土星合
2014/02/19 月のノースノード、サインてんびんイングレス。

地震発生予想の本命は、2013年12月から2014年2月までの内なら、「2014年1月10日から前後10日頃」であると予想する。この期間に主要地震が発生しないようなら、さらに検討を加える予定である。

予想される地震がどの程度の規模なのか、また近畿地方なのかということは現段階では判断できないが、上記の期間は日本列島のすべてで警戒に当たっていくのが望ましいと考えている。

9月中旬から半年間「地震重要警戒期間」として対応を

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先日の9月4日(水)9時19分頃、鳥島近海(北緯29.8度、東経139.0度)の深さ約400kmの地点でマグニチュード6.9の地震が発生し、関東地方で震度4を観測するなど、東日本一帯で広範囲に揺れが拡がった。

これに先立つ2日午後、埼玉、千葉両県で竜巻が発生し、越谷市では被害を受けた建物が全壊13棟を含む901棟に及んだ。4日にも栃木県矢板市などで竜巻が発生し被害が出ている。

日本でも稀にみる大規模な竜巻被害が発生したが、さらに被害地域に地震の揺れとタイミングが合ったのも珍しい現象だ。

4日付近は火星がジュノーとオポジション、またノースノードに接近しつつある土星と火星もスクエアの配置であり、特に火星とジュノーのハードアスペクトは集中豪雨や竜巻などの気象異変として現れやすい。このたびの竜巻はこれらの天体位相が導いたものであろう。

ただ同時に、震源こそ離れてはいるものの、竜巻被害地域に震度4の地震が襲ったことは特段に配慮する必要がある。フィリピン海プレートから北米プレートにかけて何らかの変動が地磁気に変容をもたらしたのかもしれない。

何にせよこれから半年間は、特に日本地域においてM7以上の大型地震に警戒する必要があると筆者は考える。地震の大型トリガーである「土星-ノースノードの合」の成立日である9月17日が迫っているのだ。

この日ダイレクトに本震が襲うとは考えていないが、前回の記事で説明したように、この日から約半年間は、これまで地球が度重なる新月により蓄積してきた磁気的波動にこの天体合が強い影響を与え続けるのである。

また前回記事で取り上げた串田情報(PHP新書「地震予報」フォローページ)は、現在の予想では10月5日前後が警戒日となっているが、また延長する可能性もある。ただし警戒日の間隔が短くなっており、これもタイムリミットが近いと考えられる。

◆8月の緊急地震速報についてのツイート◆
8月に発生した大規模な緊急地震速報の誤報も、時空的波動の観点から筆者は地震予兆と捉えている。以下にツイッターの記事を掲載する。

8/9投稿-----------------------------------
8/8 16:54頃 近畿地方震度6の緊急地震速報が出たが誤報であった。筆者が地震予想していた日に、緊急地震速報の誤報が出たのはこれが初めてではない。2009年8月25日の房総沖の誤報は、後の解析で3.11の予兆だったと結論した。http://bit.ly/kpy8Qa

8/8 16:54 の緊急地震速報の誤報では、水星がかに座29.69度、2009年8月25日の誤報時は水星がおとめ座29度。2009年当時の天空は火星-水星-冥王星のTスクエア成立、現在の天空は木星-天王星-冥王星のTスクエアが成立している。酷似する状況から、これは(続く)

(続)西日本地域での巨大地震発生の予兆と疑わざるを得ない。地震はTスクエアか水星に接続するアスペクトに感受点が来るタイミングで発生する。早ければ水星がTスクエアにクロスする9/16から、遅くともノースノードがさそり0度を越える来年2月19日頃に警戒したい。
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このツイートでは西日本を中心に警戒としていたが、先日の東日本地域での竜巻や地震の揺れを予兆とすると、地域にかかわらず日本全体で警戒していく必要がある。

また参考ではあるが、東日本大震災の3ヶ月前、2010年12月22日には父島近海でマグニチュード7.8の地震が発生している。これは3.11に先立つ前哨地震と見て良いと思う。

◆9月中旬からの警戒期間と、9月警戒日◆
筆者は前述のツイートにあるように、今年度は特に9月16日から2月19日にかけて大型地震に警戒が必要と見ている。大まかに区切って9月10日頃から来年3月までを警戒期間としたい。

今年の日本春分図では地震の兆候があるにもかかわらず、今日までの時点でそれらしい発震がない。地震が穏やかなうちに、地震に対する備えを積み重ねていってほしい。

それではツイッターですでに告知している9月の地震予想。
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[9月の地震予想] 8/31、9/2◎、4〜5、7〜8◎、9〜10◎、11、16◎◎〜18◎◎、19、20、22◎◎〜23、24、25◎、26、27、28〜29◎、30。(◎は大型警戒)。9月はこれまでにない厳しい星回りです。特に中旬からの大型警戒日にご注意ください。
※非常袋を身近に備えましょう。また外出先で一晩過ごせるグッズを携帯しましょう。

筆者が出しております月間地震予想は、地震のみならず台風や竜巻、集中豪雨など気象異変として出てくる場合があります。9月は特に突然の気象異変にもご注意ください。
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◆地震対策のまとめサイト◆
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防災用品・非常食スレ まとめ
津波災害への備え(総務省)
放射線防護の仕方(緊急時編)


2013年の秋分図について

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23日午前5時44分に成立した今年の秋分図を読む。本図の特徴は太陽に対して天王星が衝、冥王星に対して木星が衝となり、これらがカーディナルサインに入っていることだ。非常に大きな力による改変、革新のエネルギーを内にたぎらせているものの、膠着状態で身動きがとれない。表向きは大きな変化が無く見えるが、水面下では力をひたすら溜め込んでいる状況といえよう。

またエネルギーのはけ口はノード軸、つまりノースノードと合になった土星、金星、およびサウスノードと合となった月が受け持つ。これらは冥王星がタイトな調停角でコミットする。これは特に日本の場合は2−8室に入居し、すでに8月終盤から現れているように、竜巻などの突然の気象異変による災害となって実現している。同室におけるノード軸の入居は財産の喪失となりやすい。

政府を示す太陽は上昇宮と合だが、12室入居であり、政府は国民に正面を向いておらず、密室による決定を優先する。なおかつアセンダントと合であるから、パフォーマンスで目立つ位置に立つ。IOC総会や福島第一原発での安倍首相の行動は秋分図の太陽に後押しされている。

また政権与党を示す10室には木星入居で安泰の機運となるが、在野の4室冥王星が災害または復興問題、福島第一原発問題などに大きくコミットメントする動きとなる。これらの問題については与野党の温度差は大きく乖離する。

一方国民の関心は8室の月にあり、突然の災害で家財などを失う国民が増える兆候だ。秋分図の範疇にある9月から11月までは台風や地震による被害に特に注意が必要だろう。

国際関係では7室天王星により同盟国や対立国に対する関係が変化する機運。米国のケネディ新駐日大使就任は日本周辺の緊張関係を緩和させる方に動くだろうが、国会では11室火星入居により集団的自衛権を認める決議を進行させるだろう。

農業においては農作物の生育は全般的に良好だが、海王星-セレスの衝により収穫期における風水害の影響を受けやすく、結果的に減収となりそうだ。

◆9〜11月の日経平均株価◆
日本の金融市場は2−8室が表すように、9月から11月は厳しい。日経平均株価は5月23日につけた年初来最高値の15942円に届くことは難しいだろう。政府系金融機関または年金などが買い支えるだろうが、突然の下落に見舞われやすく、要注意だ。

また水星が1室、金星が2室にあり、来年の消費税増税にむけて不動産購入の前倒し需要もありそうだ。

◆9〜11月の日本における地震◆
天底4室に冥王星が入居しており、地震エネルギーは高まっている。しかしながら冥王星に対する木星の衝、また特殊調波による分析では冥王星に対する木星の緩衝効果が強く効いている。この期間で大きな被害地震が発生することは少ないと予想する。しかし9/28、また10/7頃は木星の緩衝が突破される可能性があるので注意したい。

また地震については冬至図では強い発震の予兆が見られるので、9〜11月は防災準備期間として対策を進めていただきたい。

◆米国秋分図◆
米国政府の最重要課題は財政金融政策となる。10月半ばに上限を迎えるとされる政府の債務、いわゆる財政の崖問題が再発すること、またFRBの量的緩和政策の縮小(テーパリング)の開始時期についてなど、深刻な問題を切り抜けていかなければならない。これについては3−9室のノード軸が非常に紛糾することを暗示している。この星位でFRBが9〜11月の段階でテーパリングを開始するのは難しいと予想する。

また企業の論理を優先して隠密交渉を重ねているというTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)についても、日本より先に米国議会から異論が噴出しそうだ。1室海王星は、国民の目は政府に対して懐疑的で、米国政府は一時的に主張を軟化すると予想。TPPが年内に何らかの妥結に至るのは難しいだろう。

米国の景気は株価は高止まりで安定傾向、6室木星入居で雇用状況は改善することが期待できよう。

迫る4回目のカーディナルスクエア〜米国債デフォルトの危機

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大方の人々には降って湧いたような話であった。10月1日、一部の米連邦政府の関係機関が突然閉鎖した。未だ業務が復活する気配はない。

米国議会では連邦政府が予算執行のために国債によって調達できる上限額が決まっている(*)のだが、これを今月17日までに引き上げる対応を取らなければ、債務不履行(デフォルト)に陥る可能性が高いという。しかし共和党が主導権を握る下院で暫定予算の折衝はことごとく不調。対立する民主、共和両党の間で厳しい睨み合いが続いている。

米国財務省は、仮に債務不履行に陥れば金融市場や雇用、消費に破滅的な影響を及ぼし2008前のリーマン・ショック時の金融危機か、それ以上の打撃となると警告している。

まさか米国が「債務不履行」? 「財政問題」タイムリミットは今月17日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131005-00000001-jct-bus_all
シナリオ:米国初のデフォルトはどう起こるか
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE99305X20131004
米国デフォルトなら未曾有の大惨事−リーマン・ショック凌駕
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MUA2J16K50YE01.html

◆4回目のカーディナルスクエアが目前に。見え始めてきた「カーディナル・クライマックス」◆

アストロロジーの世界では、数年前から何度か成立している、天王星と冥王星がある特定のサインにて矩(90度)の位相を形成する「カーディナルスクエア」が、特に世界の金融市場に何らかのショックを与えるのではないかと懸念されてきた。

この位相は2012年より成立しているのだが、すでに2008年9月のリーマンショックから世界の金融情勢は逼迫した状態が続いている。米連邦準備制度理事会(FRB)は非伝統的手法である量的緩和(QE)を発動し、中央銀行が市場の不良債権を回収することで、金融市場がクラッシュする危険性を排除する政策を続けている。

この天王星-冥王星のスクエア2015年3月までに合計7回成立し、そのうち3回目までは通過した。そしていよいよ、来る11月1日に4回目のカーディナルスクエアが成立する。そんな折、奇しくも米国債務上限問題がこのタイミングにぴったりと符号するように吹き上がったのである。

金融市場にダメージを与えるピークとなる「カーディナル・クライマックス」。1929年からの世界恐慌にも影響を与えたといわれるこの天体位相は、しかし実際のところ、どのような展開をするのか、未だ誰も分かっていない。だが今回、4回目のスクエアを目前にして、今までにない大きな山が出現したように感じられるのである。

◆符合する政策スケジュールと天体の運行◆

天王星-冥王星スクエアが成立したのは、2012年06月24日、9月19日、そして2013年5月21日。このうち今年5月のカーディナルスクエアは、特に日経平均株価が年初来最高値をつけた直後、急落したことで記憶に新しい。ただ、ここまではまだ序の口といったところで、金融市場に与えるインパクトは限定的だった。

ところが11/1のスクエアは、今までのスクエアとは違うのだ。天王星-冥王星だけでなく、他のほぼ全ての天体運行が、非常に際どい連携を組みながら、問題の11月に突入していく。そしてそれら全てを引き受けるのが、11/3に成立する金環皆既日食なのである。

これがどれほどの意味を持つのか説明するのは困難なので、今回は詳細説明は省いて、主な天体の運行と債務上限問題のスケジュールに絞って見ると、これらが絶妙なタイミングでシンクロしていることが分かる。

9/21 冥王星順行開始
10/1 米債務上限問題で、一部の政府機関が閉鎖
10/17 米債務問題がタイムリミット
10/21 水星逆行開始
11/1 天王星-冥王星スクエア(天王星は逆行中)
11/3 金環皆既日食
11/7 木星逆行開始

9月中旬まで誰も口に出さなかった債務上限問題が、冥王星順行開始とともにディスクローズされて、あっという間もなく10月1日、一部の政府機関閉鎖した。

しかし債務問題が上限を迎える17日の翌週21日から、水星が逆行を開始する。水星の逆行は、積み残した問題に再度とりかかるのに最適なタイミング。ここで民主、共和両党は問題の解決に向けて歩み寄りをする可能性に期待が持てそうだ。しかしタイムリミットぎりぎりまで膠着することは間違いない。

21日から始まる水星逆行が、今回の米国債でフォルトを回避させる大きな鍵となるはずだが、しかしそれでも全ての債務がデフォルトを免れるかというと、そう楽観は出来そうにない。水星逆行が開始しても、一部の政府機関は閉鎖したままとなる可能性があるのだ。

天体の状況を俯瞰するに、仮に来年3月までの暫定予算を組むとしても、おそらく満額には程遠い額での決着しか見ないのではないかと推測する。そうなると連邦政府は不要不急な施設は閉鎖したままのアイドリングモード、超緊縮財政で運営しなければならなくなる。

これは予想にすぎない。が、これまでのようにギリギリのタイミングで手を打って解決と最初から楽観視してはならない天体位相なのだ。

タイムリミットが17日から延びたとしても10月末まで。万が一、ここまでもつれたら、米国債のデフォルトが始まる可能性が非常に高くなる。最悪の場合、11月1日から3日のうちに、オバマ大統領自ら「米国債デフォルト宣言」を発表するかもしれない。天王星冥王星のカーディナルスクエア、そして日蝕が“オバマショック”とならないことを祈りたい。

そして最後に、これまで株価を支えて来た木星が、11/7に逆行を開始する。楽観・悲観のどのシナリオを取っても、この時期以降世界の株価は減退傾向が顕著になってくるだろう。

◆米国債デフォルトでも、株価は支えられる?◆

米債務上限問題については、悲観的な見通しを述べたが、ここで株価について絞って筆者の見解を述べると、こちらは意外にも株価は暴落とはならず、サポートされそうな気配がある。

木星は7月に株価を強力に支える土星、海王星とのグランドトラインを成立させ、現在はトラインの解体過程にあるものの、木星の入居するサインが7月の頃の蟹座に留まっている。

11月7日の木星逆行は、逆行でパワーが鈍るとはいえ、木星がかに座に留まる時間を稼ぐことに貢献する。日経平均やNYダウを上昇させたエネルギーが、米債務上限問題の渦中にあってもなお、株価を支えるという見解が成り立つと考えられるのである。

さらに特殊調波分析でも木星の力は強いと判断する。株価は一時的に急落することもあるかもしれないが、リーマンショックのような大暴落にはならないだろうと筆者は見ている。

米債と株価で異なる見解となったが、米国債デフォルトあるなしにかかわらず政治状況が際どい流れとなれば、株価急落の場面もありうるので、資金運用されている方々におかれては十分に注意されたい。

◆交渉が遅れれば、カーディナルスクエアの餌食に◆

今回の米債務上限問題で特筆すべきことは、共和党も民主党もこれまで以上に非常に頑ななうえ、一部には米債デフォルトも顧みない動きがあることだ。ティーパーティと呼ばれる共和党系の超保守勢力は、民主党が進める国民皆保険制度、いわゆる“オバマ・ケア”に強硬に反対している。

もう一方は、オバマ大統領だ。強い語調ではないが、今のところ議会とは条件交渉は一切しないと突っぱねている。少なくともオバマ大統領の態度はタイムリミットの17日までは変わらないだろうと見る。

先に述べた通り、交渉が長引けば、17日以降は各種天体位相が状態を一層悪化させる方向に導いていくだろう。今後の展開を注意深く見守らなければならない。

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(*)現在の債務上限額は約16兆7000億ドル(1630兆円)。

先行して起きる地震

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今年度は、4月を除いて比較的大型地震の頻度が少ない状況が進行しており、10月は10日過ぎまでにM6以上の地震は2回発震したのみであった。

しかし12日に入って、世界でM6級地震が3カ所で連続して発生し、これは唐突だなと感じてホロスコープを調べたところ、興味深いことが分かった。

地震の諸元------------------
M 6.3 - 87km NNE of L'Esperance Rock, New Zealand
Time:2013-10-12 06:24:58 UTC+09:00
Location:30.752°S 178.439°W
Depth:146.5km

M 6.1 - 33km N of Gueiria, Venezuela
Time:2013-10-12 11:10:29 UTC+09:00
Location:10.877°N 62.278°W
Depth:79.4km

M 6.4 - 30km W of Platanos, Greece
Time:2013-10-12 22:11:52 UTC+09:00
Location:35.487°N 23.261°E
Depth:36.2km
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地震はニュージーランド北北東87km沖、ヴェネズエラ沿岸、ギリシャ沿岸で、それぞれ約5時間、11時間の間をあけて順に発生している。

この震源域に対応する月の位相図を調べたところ、次の10月19日満月図が対応した。ニュージーランドではMC-IC軸が太陽−月の衝に合、ヴェネズエラではICにパラスが合、ギリシャではICに水星が合であった。

19日満月図が地震原図だとして、どうして未だ成立していない図から地震が発生するのか、はっきりとは答えられない。だが調波はある基準点の時間から2倍、3倍と時間を乗算するシステムであるから、ある時間の視点から観測される未来が波としてとらまえられているのかもしれない。

12日の発震については、月毎にツイッターで配信している地震予想の大型注意日に適合していた。(調波内太陽月の合、ノースノードN太陽合)

また発震地は、特殊調波におけるキープラネットの位置が、太陽、水星はサインカスプと合、パラスはネイタルの水星と合であった。

◆満月過ぎ22〜24日には東経106度近くに注意か◆

以上の理論が有効であれば、特殊調波でサインカスプと合となるジュノーもキープラネットとなり、ジュノーがICとなる東経106度近辺も警戒域となる。北は四川、雲南省から、南はジャカルタまで。

時期は太陽がサイン移動する22〜24日。水星も21日には逆行入りし、この前後も地震が起きやすいので、注視したい。

フィリピン中部M7.1地震

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日本時間15日午前9時12分頃、フィリピン中部のボホール島でマグニチュード7.1の地震が発生した。この地震による死者は16日までに少なくとも151人となり、負傷者も300人以上の被害地震となった。土砂崩れが多数発生した他、教会など歴史的建造物も倒壊するなど被害が出ている。
地震の諸元---------------------
M7.1 - 2km NE of Catigbian, Philippines
9.866°N, 124.012°E
Depth: 20.0km (12.4mi)
Event Time 2013-10-15 09:12:32 UTC+09:00 system time
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突然の地震被害に遭われた地域の方々に哀悼を祈りつつ、分析を進めたい。

まず、筆者の月毎の予想では15日は地震予想日となっておらず、別系統のタイムラインで発震したものと考えた。調べていくと、これは昨年8月31日に起きたフィリピン東部沖M7.6地震に続く地震である疑いが強くなった。さらに遡って調べると、2012年2月6日のネグロス島沖M6.9地震から続く地震であることが分かった。

◆地震原図は2011年11月25日の日蝕図◆

フィリピン地域で最近発生した大型地震を調べていくと、この2011年11月25日日蝕図が浮かび上がった。この図ではフィリピンMCに冥王星がカルミネートし、大型地震の候補地域に入っていた。日蝕図から発震時期を見るのはプログレスを主とし、トランシットも考慮する。


2012年2月6日のネグロス島沖M6.9地震では、プログレスに時期表示はなく、トランシットにてT冥王星(cap8.53)が日蝕図MC(cap8.72)に合となっていた。プログレスに表示がなかったことから、これがフィリピンで地震が起きる表示となると判断するのは難しい。しかし死者は40人以上出ており、もしこの時点でこの地震原図に気づいていれば、事後の予測が出来たのかもしれない。


2012年8月31日のフィリピン東方沖M7.6地震では、先の日蝕図プログレスに、P月(sag13.97)-Pノースノード(sag14.24)の合が成立した。正確な成立日は9月7日なので、発震は一週間早かった。トランシットを見ると、T太陽がP火星と合、満月のT月とオポジションとなり、これがトリガーとなったようだ。この地震による死者は僅かであったが、日本にも津波警報が発令された。
(フィリピン沖でM7.6の地震、1人死亡 http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201209010015.html


そして今回のボホール島M7.1地震では、プログレスにおいてP月(cap0.24)-P金星(0.76)の合が成立。正確な合は10月29日であり、14日早い発震であった。トランシットでT火星(leo29.72)が日蝕図海王星(aqu28.20)とオポジションをとったタイミングであった。T冥王星(cap9.14)は日蝕図MC(cap9.42)と合となる時期に符合した。プログレスの合およびトランシットの火星がサインカスプと合となっており、これが被害地震の大きさとして際立っていた。

◆来年3月15日前後にもフィリピン地域で大型地震に警戒を◆

この日蝕図において、P月がP水星に合となる今年1月22日前後の時期に、筆者はフィリピン地域での地震の記録を控えていなかった。改めて調べてみると以下の中規模の地震が発生していた。
M5.3 - Samar, Philippines (BETA) 2013-01-19 13:48:06 UTC
また一ヶ月後にはM6級の地震も発生。
M6.1 - 16km SE of Caburan, Philippines (BETA) 2013-02-16 04:37:36 UTC
これは被害地震でもないので、見落としていた。また1月22日にスマトラ島でM5.9の地震も発生していたので、フィリピンに強く意識することが出来なかった。

日蝕図では一つの地域に事象が限定されるということは、今のところ考えられないが、地域別に詳細に追っていけば、地域を絞っていける可能性もあり得ると思われた。逆にこれ以上地震予想の精度を上げていくには、地域別国別に地震記録を積み上げていかなければならないと痛感した。

最後に、この2011年11月25日日蝕図の最も大きな事象発生予想日は、P月にP冥王星が合となる、2014年3月15日頃である。今までの例から考えて、フィリピン地域での大型地震の可能性が最も高い。予想を広めにとって、3月中はM7以上の地震に警戒が必要であろう。

【大型地震警戒】年末年始はM7級地震に警戒を

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2013年も終盤に差し掛かったが、今年後半はいくつか注目すべき災害・気象異変が発生した。それらを時系列に追っていくと、一つの法則が浮かび上がった。以下に列挙していきたい。

【フィリピン中部でM7.1地震】
10月15日にフィリピン・ボホール島でマグニチュード7.1の地震が発生、倒壊した瓦礫の下敷きになるなど、151人が死亡、300人以上が負傷した。

【伊豆大島で土石流災害】
10月16日、大型で非常に強い台風26号の襲来に伴った集中豪雨により、伊豆大島において大規模な土石流が発生し、35人が死亡、22人が重軽傷を負い、4人が行方不明となっている。

【福島県沖でM7.1アウターライズ地震】
10月26日午前2時10分頃、福島県沖でM7.1の地震が発生し、宮城、福島、栃木県などで震度4、北海道から東海にかけての広い地域で震度3を記録した。一時津波注意報が出され、岩手県久慈港などで40センチの津波が観測された。震源の深さは約10kmで、東日本大震災の余震と見られている。

【フィリピンで台風による災害】
11月8日フィリピン中部に上陸した台風30号は、900hPaの勢力を維持したまま通過し、竜巻に匹敵する強風と高潮に長時間襲われ、レイテ島のタクロバンを中心に死者5796人、負傷者27000人、行方不明1779人という甚大な被害を引き起こした。

【小笠原諸島で新島が生成】
11月20日、小笠原諸島・西之島近くの火山噴火で新島が出現したのを海上保安庁が発見した。その後陸地面積は拡大し、浸食に耐えうる島になりつつある。

◆フィリピン海プレート周辺で連続する気象異変◆

今年後半で特に被害が目立ったのは、フィリピン地域での台風、地震災害である。また日本では伊豆大島の土砂災害で多数の死傷者が発生した。これらはいわゆるフィリピン海プレートの境界付近で起こっている。小笠原諸島で新島が出現したのもこれに含まれる。

じつはこれらの災害異変発生時期は、2012年10月15日の新月図をもとに分析すると、タイミングがうまく合っているのである。この位相図も強い地震などの災害エネルギーを持っていると考えられるのである。以下にホロスコープによるタイミングを列記する。

【10/15〜16】N新月図太陽とT太陽が合、またN水星とT水星も緩い合。T火星がおとめ0度でN海王星と完全な衝。またP月とTノースノードが合。
【10/26】N土星とT太陽が合、また引き続きP月とTノースノードが合。
【11/8】T太陽とT土星が合、同時にN水星と合。T水星がN土星に緩い合。N金星にT火星が合。T天王星とT冥王星がスクエア。また引き続きP月とTノースノードが合。
【11/20】T太陽とNノースノードが合、T土星とN水星が合、T水星とTノースノードが合およびP月と合。

また日本国内では、11月10日茨城県でM5.5(震度5弱)の地震が発生、また11月26日宮城県沖M4.9(震度4)、12月3日には千葉県東方沖でM4.7(震度4)の地震が発生している。

【11/26】T太陽にN火星が合、T水星T土星が合と同時にN水星とも合。
【12/3】新月。T水星にNノースノードが合。T土星P水星の緩い合。

執筆中(12/9)に択捉島南東沖を震源とする地震が発生。M6.2、最大震度2を北海道で観測した。

【12/9】T水星がN火星と合。

このように最近のとくに日本近傍の地震活動が、トランシット天体と2012年10月15日の新月図の相関で導き出されるのである。

◆次の地震のピーク、12月29日前後に巨大地震のおそれ◆

そうなると、次のピークが注目される。それは太陽が水星と合となる、12月29日。この日前述の新月図冥王星が、T太陽T水星と完全な合を形成するのである。冥王星が絡む天体集合であり、M7以上の巨大地震の可能性が考えられる。

時間は午前8時から11時頃までがT月とT土星の合となる。午後6時〜9時頃にはT月はNノースノードと合となり、地震発生時間となりやすい。

ただしT太陽は1月1日にT冥王星と合となり、地震発生の可能性は年末年始にまたがると考えるべきだろう。今年の年末年始は十分な警戒が必要である。

◆地域は、フィリピン海プレートと太平洋プレートの境界か◆

震源地を割り出すのは非常に難しいが、これまでのところ日本近海での発震が多くなっているので、日本近海は可能性の選択肢としては大きいと考える。

関係するいくつかのホロスコープを挙げると、
2012/10/15新月図 IC-金星合=東北沿岸域
2013/12/03新月図 MC-IC-ノース・サウスノード合=浜松など本州中部地域
2013/12/22冬至図 IC-金星合=高知など中国四国地方
2014/01/01新月図 IC-土星合=静岡など本州中部地域
となり、ターゲットはかなり広い。

これらを個別に扱わず、総体として見ると、やはりフィリピン海プレートと太平洋プレートの境界、すなわち火山活動で新島が出現している小笠原諸島海域を中心とした海域を震源域と捉えたほうがよいのではと考える。

またいわゆる南海トラフの巨大地震については今回の予想では想定していない。

◆地震対策のまとめサイト◆
ただし、地震はどこで起こるか確定できるものではない。地震や津波被害が想定される地域にお住まいの方は、この年末にむけて防災準備をすすめていただきたい。

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《補完資料》2012年10月15日新月図と地震の関係
2013/4/19 千島列島 M7.2 = 4/20 P月−T太陽T火星の衝 
2013/5/24 オホーツク海深発地震 M8.3 = 5/17 P月−P土星の合
2013/7/7 パプアニューギニア M7.3 = 7/7 P水星−Tノースノードの合
2013/10/25 福島県沖 M7.1 = 10/24 P月−Tノースノードの合

【冬至図】日米同時株安へ、日本では地震も警戒を

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2013年度の最後の締めくくり、12/22に成立した冬至図における最大のトピックスは、「土星による大なたが振るわれる」象意であるといえよう。これは冬至図土星のさそり19度が、今年春分図ノースノード同18度と合が成立することによるものだ。これにより、年度当初から「計画されていた」負債の整理が執行されると冬至図は告げている。

そしてそれは既に始まった。空前の量的緩和政策(QE)をとる米FRBが、いよいよ出口戦略に手をかけたのだ。18日、米連邦公開市場委員会(FOMC)は声明を発表し、債券購入額を毎月850億ドルから750億ドルに縮小する方針を示した。 いわゆる‘テーパリング’の開始である。

リーマンショック以降安定性を失った金融市場に供給され続けてきた資金も、大きく影響の出ない形で縮小するということで、これで来年1月末で退任するバーナンキFRB議長の一連の仕事も片がつくということだ。米国雇用統計ではこの秋大幅に改善した数字が現れた(これについては筆者は秋分図解説で触れていた)ことで、冬至にさしかかるタイミングでテーパリングを開始したのは星的にも順当な流れであった。

◆株価は既に天井、利確で総崩れか◆
冬至図の土星は、米国図においては8室入居となっており、これはQE縮小が株式市場を直撃するという象意となる。NYダウは史上最高値更新の16000ドル台を推移しており、ファンダメンタル的にも天井を這っていると見て良いだろう。ノード絡みなので動くスピードは非常に早い。年明けからのNY市場の動向は要注意だ。

また同時に太陽がMCと合となっており、株式から米国債への資金シフトの流れが加速すると見込まれる。

日本冬至図では、春分図の木星が冬至図8室に入り、アベノミクス効果が株価を下支えする象意だが、日経平均は概してNYダウの動きに連動するので注意が必要だ。

また8室カスプがおうし29度と差し迫った度数、そして支配星の金星がIC近くのやぎ28度で‘留’となったのが特徴的だ。この2点はトラインとなる。これは地震被害などの気象異変が直接株式市場を揺さぶる配置となる。外部要因で株価下落となる可能性があるので注意したい。

◆日本地域での被害地震に警戒を◆
すでに述べたが、日本冬至図では経済に損失をもたらす被害地震が発生する可能性がある。地域の特定は困難だが、前号記事にも書いたとおり、最近動きの多い小笠原から関東平野に至る、フィリピン海プレートと太平洋プレートの境界が最も警戒すべき地域と見ている。

筆者は年末年始に特に注意とお伝えしているが、冬至図の範疇である12月〜3月までは揺れやすい時期なので、手厚い備えをしていただくようお勧めする。

◆地政学的要因、紛争などが激化のおそれ◆
冬至図でもう一つ警戒しなければならないのは、火星と天王星の衝(てんびん6度ーおひつじ8度)が成立していることである。これは対立、犯罪、紛争や戦争が、火種から野火のように延焼する可能性を示している。

日本ではこの火星が12室で合となり、「見えない攻撃」の象意。19日には京都で「餃子の王将」の社長が何者かに射殺されている。また銃や鈍器などの犯罪が目立ち始めている。

米国では天王星-火星が1-7室に入居し、10室の冥王星とTスクエアを形成する。これは軍事行動の典型的な布陣だ。紛争が激化している南スーダンで21日、米軍の輸送機オスプレイ3機が武装勢力から攻撃を受け、兵士4人が負傷している。南スーダン駐留の国連軍に自衛隊の弾薬が提供されたこともあり、当該地域の紛争は国際部隊の投入という事態にまで発展するかもしれない。

また北朝鮮ナンバー2であった張成沢氏処刑後の同国の動きにも警戒が必要だろう。同氏は親中、開放化の重鎮だったと見られ、急進的な軍主導による南下作戦の可能性も視野に入れなければならないと考える。これも日本にとっては見えない不安定要因だ。

◆木星の位置で幸運を量る◆
最後に木星を見ておくと、米国では4室に入居。不動産の取得に適しており、不動産価格の伸びは大きいと見る。日本においては9室に入居しこれは政府からの恩寵ということだが、激甚災害指定というような国民に対する特別な出費が必要な事態があるのかもしれない。

木星は、最初に説明した土星と春分図ノードとの合に調停角でアスペクトを結ぶ。このことから冬至図における危機的状況は、木星により緩和される可能性も期待できそうである。


2014年春分図を読む(日本編)

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今年の春分は3月21日に成立する。春分図はその時点から1年間の年運を表示するものだ。ただし影響力は1〜2ヶ月前から先行して現れ始める。新年において春分図を検討することは、のちの心構えに役立つものと考える。以下順に追って見ていきたい。

【経済】
日本春分図の太陽は2室最後尾。国家の関心は国民の経済、特に4月から導入される消費税税率8%の影響について対応を追われる1年となるだろう。

消費税を表すのは流通を示す3室の天王星-ジュノーの合。この2天体は6室末尾の木星とスクエアを形成する。消費税増税は経済と消費行動に少なからぬ変動やトラブルを起こすと考えられる。

為替は2室水星が海王星と合。これらはサインうおに在留し、ドル円は昨年に引き続き強い円安圧力が存在する。レンジは1ドル100〜110円程度が目安。

株価は8室サインカスプがししとなり、国家主導の株価下支えがある。これはある程度成功しそうだ。レンジは日経平均株価12000〜20000円程度を目安とする。

水星-海王星は木星と緩いトライン。木星は7室カスプ付近にあり、貿易相手国の経済回復に従って特に輸出での利益の伸びがありそうだ。円安と消費税還付効果で輸出中心の大企業から雇用の需要が回復すると考える。

【政治】
冥王星がASCに合となる今年の春分図では、国民の主張が例年になく厳しく盛んになると思われる。1室の金星、10室の月は国民の権利に関すること、特に軽減税率の導入されない消費税3パーセントかさ上げには、導入後も強い異論が起こる可能性がある。また原発、秘密保護法、TPPなど不明瞭な政策にも強い抗議が起こると思われる。

10室に土星入居で安倍政権は盤石に見えるが、見えない所で政権維持のストレスは非常に高い。与野党それぞれに内部工作が盛んとなり、場合によっては退陣、少なくとも内閣改造の1回はありそうだ。これは冥王星、月のノード、火星-土星のハーフサムから読み取れる。

外交関係は、木星の影響から周辺国との緊張は緩和される見込み。

【事故・地震】
前述の月のノードが子午線に近いところで軸を成している。またノースノードと火星が緩い合をとっていることから、本年は特に大型事故に警戒したい。航空機事故や海外で事故に遭遇しないようによく注意してほしいところだ。

地震は、震度5以上の被害地震もありそうだ。またヴェスタがノースノードと合であり、火山の噴火による被害も出る。どちらかというと火山噴火の方が大きなトピックスとなるかもしれない。ヴェスタとともにセレスもあり、噴火した場合噴煙による農作物被害も深刻となりそうだ。

また昨年のように突然の竜巻といった異変も考えられる。風の強い日には十分な注意が必要だ。




2014年春分図を読む(米国編)

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本年度の米国春分図では太陽がカルミネートし、オバマ政権に強いリーダーシップがあり、国民の信頼も厚くなる。木星は12室だがASCに緩い合となり、国民感情は楽観的。消費行動も増えるだろう。

【経済】
リーマンショック以来長きにわたって量的緩和を進めてきたFRBも総裁が変わり、量的緩和の縮小も道筋がついてきた格好だが、9室うお座水星は海王星とともにあり、その政策はとても気弱で迷いの多いものと映るだろう。FOMC(連邦公開市場委員会)の政策発表のごとに株価が振り回される事態も想定しなければならない。

株式市場を示す8室はサインみずがめだが、支配星の天王星は木星―冥王星とTスクエアを形成し、緊張度が高い。金星が入居しているので大きなクラッシュの可能性はここでは少ないものの、トレンドの不明瞭な相場となりそうで、注意が必要だ。

対して米国債は太陽が強いことから、利上げを期待して購買意欲が高いと見込まれる。この線から年間を通してドルは強気であると考えられる。

6室はサイン射手となり、支配星が木星であることから、雇用統計は改善の数値を示してくると思われる。

【政治】
冥王星に対して天王星が凶角を取る、いわゆる“カーディナルクライマックス”の4回目のアスペクト成立が4月22日頃に成立する。この時期に連邦政府で重大な問題が発生するとすれば要注意となる。何らかの歴史的な政策変更があるかもしれない。このカーディナルスクエアについては、時期を追いつつ検討を重ねていきたい。

本年度の米国政治経済で最も注意しなければならないのは、5室カスプと合となるノード軸の存在だ。これは火星と合となり、大事故やテロといった過酷な災害となって現れる可能性が高い。冥王星は7室カスプと合で、政権は対外的に強気な行動を取ろうとするだろう。対して国民は強権発動には反対の姿勢。このような事象の発生が米国に強い緊張感を強いると予想される。

【気象】
春分図のセレスはさそり0度であり5室カスプと合。水の性質を過剰に受けやすい。またそれが火星、ヴェスタと共にノースノードと合を形成することから、農作物が巨大ハリケーンや竜巻により大きな被害を受ける可能性が高いと考える。大きな災害となる可能性もあるので、ハリケーンの季節には警戒が必要だろう。




1月〜2月の地震警戒日

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3日午前6:35ごろ、JR有楽町駅近くのビルから出火し、パチンコ店など4棟計約955平方メートルが焼けた。けが人はなかった。この火災で東海道新幹線106本が運休し、JR東日本と合わせて約59万人に影響が出た。東京、名古屋、新大阪、博多の各駅で新幹線車両を使った「列車ホテル」が用意され1夜を凌いだ。

1日の新月では火星-木星-天王星-冥王星からなるグランドクロスが成立しており、新月の太陽は冥王星と合。非常にきわどい星位であったが、発生したのは地震ではなく火災であった。

筆者は今年度の日本春分図解説で、大事故に注意と記している。春分図の効果は予兆として1月新年の時期から現れ始めると考えられ、関係各方面には特に事故には注意していただきたいところである。

地震に関して、年末年始の警戒をアピールしてきたが、発生したのは今のところ12/31 10:03 茨城県北部M5.4(最大震度5弱)のみというところだ。軽めの発震で済んでいるのは、12月に成立した木星-土星トラインの免震効果がまだ効いている、冥天火に対する木星の緩衝効果などがあるものと見ている。

しかし木星-土星の免震効果も1/8頃には減衰すると考えられる。そこで内部に蓄積された地震圧力が開放される可能性もある。年末年始には茨城県内陸部と千葉県東方沖で群発地震が発生しており、これらの地域ではまだ警戒が必要だと考える。以下に重要警戒日を設定したので参考にしていただきたい。

【重要警戒日】
1/12±3日
1/31±3日
2/16±3日
2/27±4日

想定地震規模=マグニチュード6〜7
要警戒地域(日本)=小笠原諸島〜北関東周辺


房総沖でスロースリップ地震が発生していた

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国土地理院は10日、千葉県の房総半島東方沖で今月2日頃から「スロースリップ」と呼ばれる地殻変動が発生していることを公表した。ずれ動いた量は5日間で最大およそ6センチと推定されており、過去にはスロースリップに伴って地震が起きていることから、気象庁は念のため注意を呼びかけている。

房総半島沖の付近は、陸側プレートの下へ海側のフィリピン海プレートが沈み込みんでいる。国土地理院の観測によると、これらの境界がゆっくりとずれ動く「スロースリップ」と呼ばれる地殻変動が、1996年5月、2002年10月、2007年8月、2011年11月に発生したことが電子基準点の観測データで確認されている。発生間隔は、それぞれ77か月、58か月、50か月だったが、今回は27か月となり、観測データのある4回の中では最短となる。

2011年11月には、スロースリップがおさまっておよそ1か月後に千葉県で最大震度4の地震が発生し、また7年前の2007年8月には同県で最大震度5弱の地震が発生している。国土地理院と防災科学技術研究所によるとスロースリップは継続していると見ており、引き続き注意深く監視していくとしている。

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房総半島沖でプレート境界面のゆっくり滑り(スロースリップ)現象を検出(国土地理院)
http://www.gsi.go.jp/WNEW/PRESS-RELEASE/chikakukansi_boso20140102.html
房総半島沖で「スロー地震」を検出(防災科技研・PDF)
http://www.bosai.go.jp/press/2013/pdf/20140110_01.pdf
千葉県の沖合 地震活動活発に(NHK)
http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20140110/4401401.html
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当ブログで警戒を出していた年末年始の大型地震警戒予想は、年末31日の茨城県北部震度5弱地震でヤマを越したようにも見えたが、年明けから房総半島沖でスロースリップ地震が発生していたというのである。筆者の着眼点は外していなかった、とともに冬期の地震警戒はまだ看板を降ろしてはいけない状況であると判断せねばなならいと考える。

天体位相では12月から1月上旬にかけて木星(かに)と土星(さそり)のトラインが成立しており、地震のゆれを木星が抑えてやわらげる効果があったとするなら、地震が「スロースリップ」として起こるのは天体の象意に叶っている。木星は1月後半からは冥王星と衝の角度を強めていき、これも制震効果があると思われるが、アスペクトがタイトになるにつれて危険も高まると筆者は見ている。

ちなみに過去のスロースリップ地震に関して、木星の天体位相を見ると、
2011.11 木星(おうし)△冥王星(やぎ)
2007. 8 木星-冥王星(いて)△土星(しし)
2002.10 木星(しし)△冥王星(いて)
1996. 5 冥王星(いて)△土星(おひつじ)□木星(やぎ)
であった。(△=トライン、□=スクエア。いずれもサイン・アスペクト)

スロースリップが起きると数ヶ月間地震活動が活発となると見られており、当ブログでも今後発表される情報を注視していくこととしたい。

2014年2月東京都知事選挙を読む

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昨年12月に徳州会からの献金疑惑で辞任した、猪瀬直樹前東京都知事の後任を選ぶ東京都知事選挙が2月9日に執行される。この選挙に立候補したのが、元航空幕僚長の田母神俊雄氏、元厚生労働大臣の舛添要一氏、日本弁護士連合会前会長の宇都宮健児氏、そしてまさかの長期の引退から復帰せんとする元内閣総理大臣の細川護煕氏。これら四方には、田母神氏には日本維新の会石原代表が、舛添氏には自民党が、宇都宮氏には社民共産が後援。細川氏には、立候補を支援した小泉元首相や民主党などが勝手連で支援する構図となっている。この四つ巴の選挙戦がどのような結果を見るのか、天体位相から読み解いていきたい。

【2月9日都知事選挙投票日】
この日は太陽(みずがめ20)-土星(さそり22)のスクエアが成立しており、保守1強の選挙とは異なり、それぞれの候補者が“我こそは革新する”というスタンスで選挙戦を戦うこととなる。票が割れやすく熾烈な選挙戦となるだろう。ノード軸はさそり-おうしの1度とサインカスプと合で、普段動かないフィクストサインに激震をもたらす可能性。まさかの逆転劇もありそうだ。太陽-月はトラインで、有権者の関心と期待は高い。冥王星金星合-木星の衝はやはり資金力が選挙結果を左右するだろう。

【立候補者】
◆田母神 俊雄(1948年7月22日)太陽-かに28度
サインかにに太陽を持つ氏は、同サインに居留する木星の強いバックアップを受けており、パーティ券等の売上げなどで資金力は豊富にある。またN水星がT木星に合で、選挙演説に黒山の人だかりができるなど、主張に対する有権者の関心も高い。但し氏の水星は海王星-ジュノーとのTスクエアが成立しており、かつジュノーにはT天王星が合。単に過激な発言を期待されているだけの可能性もある。P太陽はN火星に合で、自分がやりたいことをやるスタンス。木星のバックアップはときに選挙に対しては票獲得の詰めが甘く、どぶ板選挙はやらない。選挙に負けても本人は負けた気がしないという満足感は手元に残るだろう。

◆舛添 要一(1948年11月29日)太陽-いて6度
自民党に支援されて目下本命と見られている。出生の木星にT冥王星がサインやぎで同居し、こちらも強いバックアップを得ている。今回の選挙では氏の金星-サウスノードの合に、Tノースノードが合となっており、自身の女性問題や、元妻の片山さつき氏(自民)に「舛添氏は障害を持つ婚外子に対する慰謝料や扶養が不十分だ」と支援に難色を示されるなど、痛い過去が掘り起こされるという、舛添氏にとっては針の筵のような選挙戦となりそうだ。N太陽はN土星とスクエアだが、T海王星がN土星に衝で、困難な状態を背負っており、自民党の支援がなければ自力当選は難しいと思われる。

◆宇都宮 健児(1946年12月1日)太陽-いて7度
2012年の東京都知事選挙で2位を獲得している。天体位相の特徴としては、P木星にT土星が緩い接近の合となっており、大きな責任ある立場に立つのに適した星回りとなっている。一見派手さは無いが、PサウスノードがN太陽と1度差の合のうえ、投票日当日の月が氏のノード軸を通過するので、最後まで候補者選びに迷っている有権者の最終選択肢として選ばれる可能性が高い。選挙戦は後半になるほど強力になる。

◆細川 護熙(1938年1月14日)太陽-やぎ23度
小泉元首相の支援による脱原発派候補者として立候補。政治的に長いブランクがあるものの、元首相としての知名度と実力は侮れない。氏のチャートではP太陽がP土星に合、またそのP太陽にT天王星が完全な合を成立させており、木天冥のカーディナルスクエアに載って政界に激震をもたらす立ち位置となる。P木星にT太陽が接近の緩い合で、選挙戦後半の得票数は伸びる。N冥王星はサインかにで、木星のバックアップも手堅い。あとは76歳という高年齢が都民に受け入れられるかどうかというところだろう。

【分析】
ここからは、2月9日投票日当日から見た4候補者の星位から分析する。(N=投票日、T=候補者の出生図)

田母神氏と舛添氏は1948年の生まれで、星回りに共通性がある。N太陽にPジュノーが合で立候補者としての表示はある。

田母神氏はノード軸と投票日のノード軸が近いうえに、軸に対しT月やT冥王星がTスクエア。人気とうらはらに有権者の投票行動には結びつきにくい。

舛添氏はN月-T太陽が衝のサインで強い選択肢となるが、最後までネガティブなイメージが足かせになる。

宇都宮氏においては、P太陽にTサウスノードが完全な合。さらにN月-P太陽が衝という特異相が現れる。この軸にT太陽が載りT土冥がトライン。投票日の日柄から見た宇都宮氏のチャートは最強であると判断できる。他にもP土星T金星が合など、日柄につながる位相を持っており、星的には最有力候補と考えられる。

細川氏はP太陽にTジュノーが合。さらにTノースノードがP太陽に近接しており、かつN月が衝の位置にあることから、当選に非常に近い候補者と考えられる。ただP火星がT海王星に緩い合であり、選挙戦は細川陣営にとっては消耗戦となり、あと一歩というところとなるのかもしれない。

以上の分析から、筆者の予想としては、
1位 宇都宮健児氏
2位 細川護煕氏
3位 舛添要一氏
4位 田母神俊雄氏
という結果となった。1位と2位は僅差だと思われる。

有権者諸氏におかれましては、本記事を参考にすることなく(笑)、ご自身の判断で是非とも投票所に足を運んでいたきたいと思う。

ギリシャ沿岸での地震に警戒

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今年に入ってからギリシャでの地震が相次いでいる。米国地質調査所(USGS)によると、1月26日にギリシャのケファロニア島沿岸のイオニア海で、マグニチュード6.1の地震が発生。その後同震源地でマグニチュード4.5以上の地震が21回、5.0以上が2回発生し、2月3日には再びマグニチュード6.1の地震が発生した。3日の揺れでは10人のけが人が出ているという。



昨年10月のフィリピン中部以来目立った被害地震は発生していないが、こういう時期でも地震エネルギーがピンポイントで発散する可能性は十分ある。

2013年12月3日のアテネ新月図では、ICに冥王星がジャストでヒットしている。新月図におけるこの位相パターンは、震源地表示として最も威力のあるものだ。



上図では2月22日に天体位相による注意日を設定している。冥王星が関係するとマグニチュード7以上は予想に含めなければならない。

地震の発震しやすい日はこの日に限ったことではないが、パラスのアスペクトは何らかの被害で大切なものを失うという暗示も見受けられる。ヴェスタとノードの合は、最近日本などでも活発化してきている火山活動にも注意が必要である。

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