年頭にあたって、今年も一年の予想を立ててみたい。昨年の予想は北朝鮮の弔事などいい線をいったものもあったが、特に国内では東日本大震災の発生で予想が大振りで外れてしまった。今回は世界情勢を概観する形でまとめてみたい。
【世界経済】
◆経済は後退、投資引き上げも◆
2012年春分図で最大の特徴となるものは、ノード軸(Sag07-Gem07)に火星(Vir07)とキロン(Pis07)のグランドクロスだ。ノースノードにはジュノー(Sag07)、サインうおには海王星(01)、月(02)、パラス(12)の天体群がつき、グランドクロスを肉付けしている。この天体グループに参加している火星、ジュノー、海王星がアスペクトを持つと、景気後退を強く促進する。ノードが損失を意味するので、株価暴落や雇用統計の悪化、投資の引き上げという局面に強い警戒が必要だ。EU問題や米経済のみならず、中国、インドなどの中堅経済国も成長鈍化、バブルの恐れから投資が冷え込み、株価下落の可能性が高い。
NYダウは何とか12000ドルをキープして年末を迎えたが、伸びはここまでで、常に暴落局面に警戒しなければならない。最悪2009年の8000ドル台も眼中に入れておいた方がよいだろう。しかしグランドクロスは突発的に作用する傾向があるので、最安値を付けたまま鍋底を這うようなことは無いと見る。日経平均も昨年の大震災とタイ洪水の影響を引きずっているので見通しも暗い。
◆土星は逆行、EU問題は振り出しへ◆
現在EUに重い財政問題を与えている土星は2/7にてんびん29.50度という極まった状態で逆行に変転する。これは昨年まとまったはずのEU金融支援スキームがご破算になるか、再考を強いられる局面が発生する可能性がある。今年前半はこの土星逆行で世界中が失望感に覆われるかもしれない。ギリシャ、イタリア、スペインなどの財政事情から一層の金融緩和が求められるだろう。これは土星が順行に転じる6/25頃には見通しが立つと思われる。
◆今年も円高に注意◆
為替市場は水星(Ari02)に天王星(Ari04)が合となっていることから極端に振れやすく、今年も円最高値更新を記録する可能性が高い。今年の金融市場は突発的な値動きに見舞われやすく、インターバンクの流動性が急激に枯渇する局面も。幸いに火星をピークに木星、冥王星のグランドトラインが強力にバックアップしているので、リーマンショックのようにはならない。投資家の方々には、目を離している隙に資産が消えてしまったということが無いよう万全の注意をしていただきたい。
有効な投資先としては、サインおうしを航行する木星から、直接手に取れる金など商品を扱う市場が良いと見る。ただし木星は6/12にサインふたごに入り、7/1にはサウスノードと合となる。このあたりで証券などが底を付けるようだったら、金融市場に買い場が現れる可能性もある。
(次号に続く)
![]()
【世界経済】
◆経済は後退、投資引き上げも◆
2012年春分図で最大の特徴となるものは、ノード軸(Sag07-Gem07)に火星(Vir07)とキロン(Pis07)のグランドクロスだ。ノースノードにはジュノー(Sag07)、サインうおには海王星(01)、月(02)、パラス(12)の天体群がつき、グランドクロスを肉付けしている。この天体グループに参加している火星、ジュノー、海王星がアスペクトを持つと、景気後退を強く促進する。ノードが損失を意味するので、株価暴落や雇用統計の悪化、投資の引き上げという局面に強い警戒が必要だ。EU問題や米経済のみならず、中国、インドなどの中堅経済国も成長鈍化、バブルの恐れから投資が冷え込み、株価下落の可能性が高い。
NYダウは何とか12000ドルをキープして年末を迎えたが、伸びはここまでで、常に暴落局面に警戒しなければならない。最悪2009年の8000ドル台も眼中に入れておいた方がよいだろう。しかしグランドクロスは突発的に作用する傾向があるので、最安値を付けたまま鍋底を這うようなことは無いと見る。日経平均も昨年の大震災とタイ洪水の影響を引きずっているので見通しも暗い。
◆土星は逆行、EU問題は振り出しへ◆
現在EUに重い財政問題を与えている土星は2/7にてんびん29.50度という極まった状態で逆行に変転する。これは昨年まとまったはずのEU金融支援スキームがご破算になるか、再考を強いられる局面が発生する可能性がある。今年前半はこの土星逆行で世界中が失望感に覆われるかもしれない。ギリシャ、イタリア、スペインなどの財政事情から一層の金融緩和が求められるだろう。これは土星が順行に転じる6/25頃には見通しが立つと思われる。
◆今年も円高に注意◆
為替市場は水星(Ari02)に天王星(Ari04)が合となっていることから極端に振れやすく、今年も円最高値更新を記録する可能性が高い。今年の金融市場は突発的な値動きに見舞われやすく、インターバンクの流動性が急激に枯渇する局面も。幸いに火星をピークに木星、冥王星のグランドトラインが強力にバックアップしているので、リーマンショックのようにはならない。投資家の方々には、目を離している隙に資産が消えてしまったということが無いよう万全の注意をしていただきたい。
有効な投資先としては、サインおうしを航行する木星から、直接手に取れる金など商品を扱う市場が良いと見る。ただし木星は6/12にサインふたごに入り、7/1にはサウスノードと合となる。このあたりで証券などが底を付けるようだったら、金融市場に買い場が現れる可能性もある。
(次号に続く)
