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Channel: 占星術思いつきメモ(天体位相研究カルデア)
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カムチャツカM7.2など最近の地震について

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1月という月は比較的大型地震が多いのだが、最近も24日にアラスカ州M7.1地震、30日にカムチャツカ半島でM7.2地震が発生した。最近起きた地震について、新たな解析手法を使って分析する。

1月下旬に発生する可能性のある地震について、原図の候補として上がる新月図は、2011年7月31日の新月図だ。プログレスでは現在、月が土星に合となるタイミングに当たっており、この新月図が活動を活発化させやすい時期にあると判断できる。



次に地震発生地を判断するための軸を判定する。中心となるのは太陽-月が天頂、または天底にあたる地域で、MCはメキシコ、ICはインド洋を通る子午線である。

二番目の図は、新月図を占星術解析ソフト(Stargazer)のマップ機能を用いて出力した。メキシコを通る子午線と、インド洋を通る子午線の、それぞれ太陽-月が位置する黄道上の点を中心に、同心円状の赤い線が引かれている。これらはMCからのアスペクト(角度)であり、占星術でよく使われる角度が表示されている。

まず着目したいのは、1月22日にメキシコ沿岸でM6.6の地震が発生していることだ。震源地は新月図太陽-月が南中した地域ジャストであり、当該新月図の影響が呼び出されたことを示している。



次に24日にアラスカで発生したM7.1地震を見ていくと、これはICからトライン(120度)の角度差を示す赤線に近接した震源地となっている。太陽-月のIC(天底)の中心は、インド洋の黄道と子午線の交点となる。

最後に、上昇点及び下降点を示すライン(Moon-ASCの矢印)に注目せねばならない。このラインが通る地域において、25日にモロッコ沖でM6.3、そして30日にカムチャツカでM7.2地震が発生した。

占星学上でのトライン、また上昇点-下降点(ASC-DSC)とで作る角度は、重要度の高い角度として知られている。太陽と月の通る子午線からの角度が、時期を支配する新月図において、震源地を探る上でも重要な観察対象となることが、今回あらためて認識することができた。

これらの重要な角度と、地震活動が活発な地域が交差する場所が、地震発生の可能性がより高い地域となったと、占星学的に捉えることができる。

続いて紹介する三番目の図は、オーストラリア気象局が提供する、電離圏F領域臨界周波数マップである。1月16日頃から図のグレイ色で示されたインド洋のエリアで、電離圏に強い磁気嵐が観測されるようになった。



磁気嵐は1週間ほど続いたが、発生地域が当該新月図の天底に重なるのは、単なる偶然ではないように思われる。この符合は今回新しい発見だった。

磁気嵐と地震の発生には関連性があるとする学術研究もあり、筆者も電離圏F2臨界と新月図の活発化の相関関係について、今後継続して注目していきたい。



5月の地震発生予想

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 熊本地震の余震が続いており、また鹿児島西方沖でも地震活動が活発化しています。今年は特に西日本が警戒エリアとなっています。地震の少ない地域でも念のため地震に対する備えをしてください。
 5月20日に強い地震のピークが観測されるおそれがあります。建物や地盤に被害のあった地域の方は特にご注意ください。


【マグニチュード6以上の地震警戒日】☆=M7クラス以上

 5/9(月)2:30 九州~台湾

 5/10(火)12:30 九州沖縄、バヌアツ、中米西方沖

 5/19(木)21:30 西パプア

☆5/20(金)11:30、12:00、14:30、16:30

  九州沖縄~西パプア、カムチャツカ、バヌアツ、ニュージーランド南島、
  カリフォルニア湾、メキシコ~イースター島、エクアドル、カリブ海、
  アデン湾、インド洋中部、バングラデシュ~雲南、スマトラ~マレーシア

 5/22(日)3:00 トルコ、スマトラ西方沖、モロッカ海、コスタリカ~エクアドル

 5/23(月)12:30 バングラデシュ、台湾~フィリピン沖、バヌアツ、チリ西方沖

 5/29(日)9:30 九州沖縄~西パプア


【月齢】
5/7(土)新月
5/14(土)上弦
5/16(月)月齢9.5(太陽-月トライン)
5/22(日)満月
5/27(金)月齢20.5
5/29(日)下弦


【天体イベント】
5/9 木星順行開始
5/10 水星内合
5/22 水星順行開始


【防災に役立つサイトの紹介】

「東京防災」今やろう。災害から身を守る全てを。
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2015/08/20p8l300.htm
  東京都のサイトからダウンロードできます。(PDFファイル)



2016年の天体逆行

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水星 4/29(牡牛23度)~5/22(牡牛14度)
〃  8/31(乙女29度)~9/22(乙女14度)
〃  12/19(山羊15度)~翌1/8(射手28度)

火星 4/17(射手08度)~6/30(蠍23度)
木星 1/8(乙女23度)~5/9(乙女13度)
土星 3/25(射手16度)~8/13(射手09度)

天王星 7/30(牡羊24度)~12/29(牡羊20度)
海王星 6/14(魚12度)~11/20(魚09度)
冥王星 4/18(山羊17度)~9/27(山羊14度)

セレス 8/31(牡牛05度)~12/10(牡羊21度)
パラス 6/22(魚07度)~10/18(水瓶18度)
ジュノー 3/2(蠍15度)~6/23(天秤29度)
ヴェスタ 12/2(獅子05度)~翌3/7(蟹20度)



イギリスがEU離脱へ

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欧州連合から離脱か残留かを問うイギリスの国民投票が6月23日に行われ、結果は離脱支持が過半数に達した。投票前予想は接戦が予想されていたものの、6月に入ってからの事前調査では、残留派が離脱派を上回っていた。ところがふたを開けてみると残留派が劣勢と伝えられ、世界の株式市場は軒並み暴落、日経平均も年初来最安値を更新した。今後英国、欧州の国際情勢、政治経済ともに不安定化するという懸念が世界的に広まっている。残留を訴えてきたキャメロン首相は、10月までに辞任することを表明した。

英選管によると、離脱が1741万742票(51.9%)、残留が1614万1241票(48.1%)だった。投票率は72.2%。スコットランドでは残留支持が大勢を占めたが、イングランドやウェールズの主要都市を除くほとんどの地域で離脱支持が上回った。

◆グランドクロス真っ只中の国民投票◆

誰もがまさかと度肝を抜かれた結末だった。その日一日で株式市場が失った資産は200兆円に上ったという。天体位相ではどうだっただろうか。6月5日の新月図から21日の夏至図にかけての天体位相は、それぞれの関係が最も緊張状態を示すグランドクロスの状態にあった。木星-海王星が相対する軸(オポジション)に、土星-水星のオポジションが直角にクロスし、これらが入居のサインの中程に位置していた。

サインの中心で成立するグランドクロスは、これまであった常識が覆され、今まで通りではない別の道が展開される可能性があった。丁度山登りのように、サインの前半は上り坂、頂上を越えると下り坂というふうに喩えられる。この頂上付近で強い衝動が発動されたということは、後戻りの出来ない決定的な出来事になった可能性が高い。これまでの道はへし折られたのだ。

◆夏至図で見る英国民投票◆

6月の主要天体位相であるミュータブル・グランドクロス。この四すくみは喩えると、テントのロープを四方から引っ張るもので、バランスが拮抗している状態を指す。しかし今回のような国民投票の場合、全体的に「五分五分」であることは何の意味も持たない。1票でも多い方が運命を決定するということの重大さを思い知らされた。筆者は結論を予測出来なかったが、もっと食いついておくべきだった。



第1図のロンドン夏至図で、国民を示す1室に海王星、EUとの関係など外交を示す7室に木星、政権の10室には土星、反対派=離脱派を示す4室には水星が配置される。1室の海王星は、国民世論が混迷した状態にあることを示す。だまされたり、正しい判断が得られなかったりする場合がある。10室の土星と4室の水星は、政権の立場に制限がかかり、国民は政権の裏をかく行為を試したくなる位相だ。

7室の木星は、EUとの関係が良好になるはずであった。しかしそうならなかったのは、月のノードが木星に完全な合となっていたからだった。木星にノードの合は、金庫の扉が壊れて、中身の資産が全て流出するような事態を示す。このことで英国はEUとの信頼関係を損なうこととなり、逆にEUから離脱手続きを速やかに進めるよう勧告されることとなった。信頼を示す木星が暗転する最悪のケースとなった。

木星海王星に合となったノード軸を調停するのは土星、そして冥王星だった。政権を示す土星はスクエアに捕まり身動きが取れずかろうじてバランスを取っている状態だ。冥王星はそこへ強力なトラインで介入。これは調停を成すというより、負荷が強すぎて破綻する可能性があった。

これらを見ても結果は政権に不利と思われるのだが、しかし本当の最後のとどめを刺したのは、9室入居の逆行の火星だろう。9室火星は法律や契約事項に対して挑戦的な態度を取ることを示す。しかも逆行中でちゃぶ台をひっくり返すような行為をすることもある。「ちょっと政権にお灸をすえてやろう」と思い、深く考えずに離脱に票を入れた有権者も多いと聞く。そういう人たちも、まさか自分たちの取った投票行動が本当に離脱に導くことになるとは、予想もしなかったに違いない。

◆さらに太陽系外縁天体を加えると◆

第2図では、夏至図に太陽系外縁天体を加えた。天王星にエリスの合は、禁断の「究極の選択」を誘惑する。セドナと火星のオポジションは、大きな徒労や破綻。満月の月に合となるイクシオンやクワオアーは反体制的だ。こうして見ると、イギリスがこれまで通りのEUとの関係を続けていくことが非常に困難な天体位相であったということがいえるだろう。



イギリス政府は一体なぜこのような時期に国民投票をやろうとしたのかと考えるに、これは離脱を仕掛けた側が一枚上手だったと思わざるをえない。英国は言わずと知れた占星術大国である。このような破滅的な天体位相が成立する期間に投票日が来るように設定した可能性を排除できない。離脱を仕掛けた側は、おそらく何年も前からこの日を待っていたのではないだろうか。

◆イギリスEU離脱が何をもたらすか◆

この投票結果にまずEU諸国の極右政党が色めき立ち、自分たちも国民投票でEU離脱をと声を上げるようになった。しかしそれより重大なのは、英国民投票で残留派が勝利したスコットランドが、イギリスから独立しEUに残留するという意志を示し始めたことだ。また国民投票のやり直しを求める署名も始まった。さらにロンドン市がEUに残留するという声も上がっている。イギリスが空中分解しそうな様相が現れてきている。

EUのほうは、メルケル首相が「これまでのような特権は与えない」とイギリスを突き放し、内部の結束を固めるよう動き出した。EUのほうも実は願っていた結果だったのかもしれない。大英帝国の残り香にすがる英国を切り捨てることで、これまでよりロシアとの経済交流が強化できるとの狙いがあるのかもしれない。EUとロシアとの関係が改善すれば、おのずとウクライナ情勢は改善に向かう。分かりやすいのはトルコで、エルドアン大統領はEUからイギリスが離脱すると決定するやいなや、ロシアの戦闘機撃墜についてプーチン大統領に謝罪の一報を入れている。EUがロシア寄りに傾くとふんでのことだろう。

今後の注目点は、北海油田や軍港を持つスコットランドが独立を果たすかどうかが焦点となろう。英国が分裂すれば、国力は目に見えて落ちるだろう。世界の金融センターとしての役割も今後どうなるか分からない。もちろん、タックスヘイブンである英領ケイマン諸島の運命も霧の中だ。

今回成立したグランドクロスは、ミュータブルサインで成立した。このサインの特徴はゆっくりと変化する。しかし流れ落ちる溶岩のように、誰も止めることのできない壊滅的な重い流れが動き出したと、筆者は感じているのである。

2016東京都知事選挙の予想

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前舛添知事の辞任による東京都知事選挙が7月31日に行われる。今回の選挙は、自民、公明などの推薦を受けた増田寛也氏、自民党から単独立候補した小池百合子氏、そして民進などの野党統一候補として鳥越俊太郎氏が立候補した。これらの候補のホロスコープを通して、選挙の予想を試みる。

◆ネイタルチャートからの見通し◆

増田寛也氏は1951年12月20日生まれ。総務大臣、岩手県知事を歴任。ホロスコープで見る氏の行政手腕は非常に手堅い印象だが、太陽ー天王星、また木星ー土星の衝から、敢えて対立する概念をも取り込んで政策に生かす能力がある。プログレスの太陽が水星、パラスと合。同時にネイタルのノースノードと合という強力なタイミング位相を持っており、都知事選当選の可能性が高い候補者だ。

小池百合子氏は1952年7月15日生まれ。環境大臣、防衛大臣を歴任。時局を読みつつ強力に論説を展開できる能力をもち、ジャーナリスト時代から仕事のスタンスは変わらない。今回の立候補は、所属する自民党の推薦を得られず単独立候補となった。プログレスの太陽は、ネイタルのヴェスタと合となる。このタイミング位相はチャンスではない。ライバルが弱小でない限り当選は難しく、政治生命に少なからぬ痛手を受ける可能性がある。

ちなみに前舛添知事の当選時タイミング位相が、ネイタル太陽にプログレスのヴェスタが近接していた。当選はしたものの任期を全うできず、2年で失脚する結果となっている。

鳥越俊太郎氏は1940年3月13日生まれ。サンデー毎日編集長、テレビ朝日「ザ・スクープ」司会、「オーマイニュース」日本語版編集長などを務める。今回都知事選野党統一候補として、初めて政治の舞台に挑戦する。野党統一候補は、タレントの石田純一氏が名乗りを挙げたものの撤回、また共産党の支持を受けた前回2位の宇都宮健児氏が、野党連携の煽りを受けて立候補を取り下げるという波乱の末に生まれている。

鳥越氏のホロスコープは太陽ー海王星の衝、水星ー冥王星のトラインが示す、混迷の中に自ら飛び込み、真実を暴いていく能力をもつ。今回の都知事選立候補に関しては、実はホロスコープにタイミング位相が存在していない。出生時が不明なので全く無いとは言い切れないが、キー天体が無い以上、ここでは当選の可能性が見いだされないとしか言えない。

◆投票日から見た見通し◆

7月31日投票日から、各候補者のホロスコープを検討する。投票日をネイタルとし、候補者の出生図を経過図として配置するので、プログレスは過去に逆行する。現在から過去を投影する手法は、投票日の候補者の強さを示すのに有効と見る。

増田氏は当日の太陽にP月が衝。P月はP太陽にトライン。当日のノースノードにP木星が合、Tヴェスタ、T月が合。日柄は良好で、幅広く得票できるタイミングだ。ただしネガティブな噂や対立候補の躍進などで、票差は僅差となる可能性がある。

小池氏は当日の金星にP月が衝、P月にP土星がセクスタイル。当日のノースノードにP木星が合。こちらも日柄は良く、幅広く得票できる見込みだ。しかし増田氏には一歩及ばない印象がある。

鳥越氏は、当日のノースノードにP木星-P月がタイトな合を形成する。無党派層を幅広く巻き込み大量の得票が期待出来る位相だ。当日木星にT太陽が衝であり、当選圏に肉薄する可能性は高い。

◆当選は増田氏か。鳥越氏の躍進は未知数◆

総括すると、ホロスコープの完全性という点では、増田氏が最も当選の可能性が高いと見られる。鳥越氏については、躍進めざましいものがあるが、如何せんネイタルから見た進行図にタイミングが無く、何となく流れで立候補した感が否めない。当記事執筆時点で未だ政策も固まっていないようで、テレビ討論番組もお流れとなっている。おそらく前回の選挙での細川ー小泉陣営のような、善戦すれども当選に至らずという結果になる気がしている。


2016東京都知事選挙の結果

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7月31日に行われた東京都知事選挙では、投票締め切りの午後8時に、出口調査による結果がマスコミ各社から伝えられ、小池百合子氏が当選確実となった。報道によると、小池氏は投票総数の47.4%を獲得、次いで増田氏が26.5%、鳥越氏が19.3%となっている。当初接戦と伝えられていた選挙戦だが、蓋を開けてみると、街頭演説やSNSで力強い存在感を示してきた小池氏の圧勝であった。

◆「刺客」小池百合子氏の実力が勝る◆

筆者は前記事で増田氏が最も当選に近いと述べていたが、結果はこの通りである。選挙戦が進むにつれ、増田氏の勢いに伸びがないのを感じており、これはもしやあの位相が決め手となるのではと思った。増田氏の選挙当日から見たプログレスで、当日のノースノードに合となっていたTヴェスタのことである。このヴェスタこそ、都知事選における小池候補を表示する、キープラネットだったのだ。

小池氏のネイタルから生成されるプログレスでは、都知事選のタイミングではP太陽がNヴェスタに合。得るものより持ち出しが多いこの位相にあって勝利したことは、並大抵の努力では出来ない。

当日のノースノードは、候補者の得票状況を表示するのに最も有効な感受点だ。増田氏のチャートはここにP木星、またT月が合となり、当選するだけの得票は得られる位相である。ところがここにもう一つ、Tヴェスタが合となっていた。小池候補を表すこの天体が、得票感受点にジャストで配置され、王手をかけていたのだ。このため、増田候補が得るはずだった得票を、小池候補がごっぞり攫っていくことになったのだ。

また、ここでいうTヴェスタとは、増田氏自身のネイタルのヴェスタであり、ここに損失の意味が表示されていたのだ。

小池氏は郵政民営化の選挙では、刺客として東京選挙区に鞍替え。また都知事選挙でも自民党ながら、党公認の候補者を破るという刺客ぶりを発揮した。選挙という、政治の勝負を星読みするにあたり、候補者はライバルの天体エネルギーを奪ってでも勝ちにいくという、熾烈な現実を目の当たりにさせられた。たった一つの弱点から、勝負はひっくり返るのだ。

◆キープラネットの無かった鳥越氏◆

野党統一候補として擁立された鳥越候補は、惨敗の結果となったようだ。彼の場合は逆に当日の勢いはあったが、本来職業を替えて政治家になるタイミングではなかった。結果は天体の示す通りだ。

また補足だが、小池氏都知事当選のキー天体となったヴェスタだが、前任の舛添氏も当選時同じ天体がキープラネットだった。今後4年の任期が全う出来るのか注目したい。政治と金の問題で失脚した前任の轍を踏まなければよいが。

以上星読みによる結果まとめだが、ホロスコープの基本的な運用の仕方はこの方法で一定の成果が出ると判断できる結果だった。ただ選挙という勝負の世界で結果を判断するには、鍵となる位相で弱点が無いか、あるいは政敵の弱点を効果的に突けるかという、いわば兵法の要素を十分認識せねばならないと感じた。これらを踏まえてさらに勉強していきたい。

8月の地震結果

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しばらく地震関係のとりまとめが出来ない状態だったが、何とか見通しが出てきたので、記事を更新したい。4月には熊本地震、8月にはイタリア中部地震と被害地震が起きてしまったが、これらの分析を織り込みつつやっと地震データベースの構築が軌道に乗ってきた。今回は8月に起きた地震の占星学的分析を記録する。



以上の図は8月3日新月図のアストロマップの概略である。小さくてマークが読みにくいが、東太平洋に月のMCが位置しており、赤い線は南中する月からのアスペクトである。内側からクインタイル(72度)、上昇点-下降点(90度)、トライン(120度)を示す。他の天体は8月に地震に関わったと思われる天体のMC(太い点線)、IC(細い点線)を抜き出している。

まず8月24日に発生した、イタリア中部地震を見ると、8/3新月図ではイタリア半島にヴェスタICが位置しており、そこに月の位相のトラインが重なっている。

少し詳しく調べると、この地震の元となった新月図は2014年10月24日のもので、地震発生日にトランシットの土星-火星の合が成立、これが同新月図のPヴェスタに合を形成したことがトリガーとなったと思われる。

また同日、ミャンマーでM6.8の地震が発生し、こちらも被害をもたらした。同地域はIC木星の範囲となる地域で、こちらも月のトラインが交差する地域だった。

またイタリア地震の6時間前には、インドネシア中部でM6.0の地震が発生しているが、こちらは天王星MCと、月のトラインが影響する地域であった。

日本では8月20日に岩手沖でM6.0の地震が発生している。これは火星ICに月のクインタイルが影響する地域だった。

同じく8月12日にニューカレドニア付近でM7.2の地震、8月4日には南米ボリビアでM6.2の地震が発生しているが、それぞれ土星IC、天王星ICに月のクインタイルが重なる地域での発震となった。

8月19日には南大西洋、サウスジョージア島海域でM7.4の地震、29日には大西洋アセンション諸島海域でM7.1の地震が発生している。それぞれ火星MC、土星MCに、おおよそ月のMCから105度付近の交差するところで発震している。

この105度というアスペクトは、種類としては存在しないが、地震の目立ちやすい地域と考えられるので、注視していきたい。

8月の大型地震は、月のMCを中心に、近いところの位相から順に発震していったようにも見られるが、この点についても今後検討していきたい。


ヒラリー・クリントンの健康問題

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米国大統領選挙の民主党候補者であるヒラリー・クリントン氏が、9月11日の同時テロ追悼式に参列した際に体調を崩して病院に運ばれた件に関して、米国世論が少なからぬ動揺を受けている。病状は肺炎と診断されていたが、今は順調に回復しているという。

米大統領選挙の予想は、米国の世論の動きではおおむねクリントン氏がトランプ氏に、わずかながらリードしている状況が続いてきた。筆者も2人のホロスコープを見る限り、クリントンが優位であろうと思っていたが、何が起こるか分からない大統領選挙でもあり、記事にするのを見送っていた。するとやはりクリントン氏に意外な弱点が浮かび上がってきたのであった。

ヒラリー・クリントンのホロスコープでは、一般的な出生図チャートでは、今の時期の病気発症の可能性が見えにくい。そこで病気診断に定評のある、エバーティンの調波を使ってみることにした。使用角度は45度である。



上記のエバーディンチャートでは、今年の太陽のプログレスが、出生の海王星と合となっている(赤線内)。太陽と海王星は病気発生に最も強く関与する組合せだ。エバーティン調波のプログレス太陽は、おおむね45年で一周するので、この組合せは人生に1〜2回ほどしか体験しない大病を指すこともあり得るのである。

今年11月の大統領選挙投票日には、太陽-海王星の合は弱まるものの、影響を引きずるのは必至だ。健康不安のあるヒラリー・クリントン氏が、猛牛トランプ氏を抑えて勝つことができるのか、微妙な情勢であると判断せざるを得ないチャートだ。



房総半島はるか沖で地震相次ぐ

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9月21日を過ぎたあたりから、房総半島沖の「三重会合点」付近でM5前後の群発地震が続いている。三重会合点とは、3つの異なるプレートが会合する地点で、房総半島沖では、北米プレート、ユーラシアプレート、フィリピン海プレートが交差している。日本海溝は、東日本大震災で宮城から福島沖にかけての500kmが動いたとされているが、同海溝南端の房総半島沖はその後も目立った動きがなく、今後の大型地震が懸念されているところである。23日にはM6.2の地震もあり、にわかに注目が高まった。



◆2016年春分図と秋分図で注意すべき地点◆

本年春分図では東日本太平洋沖に小惑星ヴェスタが天頂に会合、また9月22日に成立した秋分図では、太陽と木星が房総半島沖の天底に合となっている。春分図で地震感受点の一つであるヴェスタが子午線に位置する地域は、その年の地震発生の可能性が高い地域といえる。



また秋分図のIC太陽が房総沖で成立し、これがさらに群発地震を後押ししていると考えられる。木星と近いせいで分散発震しているようだが、M6後半からM7級の地震が発生する可能性もあり、注意が必要だ。

◆セレス、木星の時系列◆



春分図のヴェスタには、トランシットのセレスが9月初旬に会合。これは8月下旬に一旦同じ会合が成立したものの、セレスがNヴェスタを抜けきらないまま逆行に入ってしまった。セレスは逆行しT天王星と会合した後順行、来年2月19日に3たびNヴェスタと会合する。今は本震というべき地震はないかもしれないが、冬季に再び活動が活発化するおそれがある。

一方、秋分図のT太陽は、T木星と9月26日に合となる。この辺りが房総半島沖の現在の活動のピークとなると思われる。

◆27日の冥王星順行開始に警戒を◆

もう一つ、9月下旬の地震のピークとなるであろう、冥王星の順行が27日に開始する。この日前後の数日間はM7級の地震が発生する可能性が高い期間となる。房総半島沖とは限らないが、これもあわせて警戒していただきたいところだ。

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第1図はUSGSより、第2図はastro.comより作成。

第2図の秋分図マップでは、太陽ICが東日本沖に成立するほか、9月12日に韓国南部で発生したM5.4地震に対応する地域に、水星ICが成立している。

─Wikipedia「日本海溝」より抜粋
“東北地方太平洋沖地震では日本海溝に沿って南北約500km、東西約200kmの広範囲に渡り断層の破壊が進んだが、日本海溝と千島海溝の接続部分が現在も地震空白域となっており、この地域には約120kmの海底活断層があることからもM8規模の巨大地震の発生が懸念されている[3]。また南方でも同様に、今回の地震で大きな破壊が起きなかった日本海溝南端部にあたる房総沖での巨大地震の発生が懸念されている。”

阿蘇山で爆発的噴火(1)─御嶽山噴火との関係

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10月8日午前1時46分頃、阿蘇山中岳第一火口で爆発的噴火が発生し、熊本県、大分県、愛媛県、香川県で降灰が観測された。火口から北東約6kmにある阿蘇警察署で約3cm積もるなど、阿蘇山の北東側で多量の降灰となっている。気象庁は噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引上げて警戒を呼びかけている。

◆内地では御嶽山噴火以来の爆発的噴火◆

今回の噴火は、火山の地下水がマグマの熱によって温められ、沸騰して爆発する「水蒸気爆発」とみられる(「京都大学火山研究センター(熊本県)」の大倉敬宏教授による)。水蒸気爆発による火山の爆発的噴火は、犠牲者63人を出した2014年9月の御嶽山噴火が記憶に新しい。今回は人的被害は無かったが、火口に近い風下の地域では、火山灰が農作物に降り積もるなど、広範囲に被害が出ている模様だ。

◆御嶽山噴火と阿蘇山噴火のホロスコープ◆

同じ水蒸気爆発であった御嶽山と阿蘇山の噴火を比較するため、ホロスコープを重ね合わせてみたところ、予想以上に重なる部分が見られた。



内円に御嶽山、外円に阿蘇山を配したところ、P太陽がT木星と合、PジュノーとTヴェスタが合、P土星とTジュノーが合、そしてT太陽がN天王星とオポジションとなっていた。TヴェスタとTジュノーは緩いトラインを形成。全体的にこの2つのチャートには強い結びつきが認められる。

正直ここまで強い符号が見られるのも、さすがに困惑するのだが、占星術では“一度癖がついたら何度でも繰り返す”と言われることもあり、今回もそのような事象が示されたということなのではと思われる。

次に新しいチャートを元にした御嶽山の解説、その後に阿蘇山の解説と続ける。

阿蘇山で爆発的噴火(2)─御嶽山噴火の解説

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阿蘇山の解説の前に、2014年9月27日に発生した御嶽山の噴火について、ホロスコープの解説をしたい。この噴火は250人以上の観光客が登山中に発生し、58人が死亡、5人が行方不明となる、日本における戦後最悪の火山災害となったものである。

筆者は発生当時の2年前は、火山活動の原因となる新月図を選定する技術が無く、イベント発生図と直近の新月図のみ取り上げて記事を書かざるを得なかった。(過去記事)
現在は本年の熊本地震、夏のイタリア中部地震を経て、統合的な地震データベースの構築の基礎が完成しており、この方法論から火山活動の原図を選定することが可能となった。御嶽山噴火の原図となったのは、2008年10月29日の新月図である。



まず2008/10/29新月図では、新月の太陽が火山活動を示すヴェスタとオポジションをとり、この図は火山活動の原図となる可能性が示される。プログレスのタイミングでは、御嶽山MC付近に土星が位置し、P-MCが6年後の噴火当時にP土星と合を形成し、イベント発生時期を強く暗示している。

新月図が力を発動させる要因として、新月の太陽にメインベルト天体か天王星が±30度の範囲で合か衝となる必要があるが、当該新月図はそれを満たしている。

タイミングのトリガーとなったのはTパラスとT-Nノードの合が成立した時期で、これはN水星が合を拾っている。またP火星もT土星と合と重なる。さらに精緻なタイミングとしてT月が新月の太陽と重なり、そのままPヴェスタとオポジションを成立させている。月の関与でイベント発生時期が±1日にまで絞られるのである。

もう一つのタイムスケールは、天頂付近の土星にプログレスのMCが合を成立させたタイミングであったことだ。これにより当該原図が御嶽山の地域に結びつけられているのが分かる。

次に直近の新月図により、発生地のターゲットが絞られる。火山原図の鍵となるP天体と、直近の新月図MCまたはICの天体が共通である地域に発生する可能性が高い。選定としてはP天体よりT天体が足の速い合であるものがよい。

P火星-T土星は合だがT天体が遅いのでトリガーには向かない。そこでPヴェスタとP月はオポジションだが、ヴェスタを地域ターゲットに取り上げる。すると直近の新月図ではヴェスタMCが本州を通ることが分かる。



直近の新月図である9月24日アストロマップで月のアスペクトを見ると、セクスタイル(60度)からクインタイル(72度)の間に本州が入る。このエリアとヴェスタMCが重なる地域、概ね半径±400 kmの中に、御嶽山が入るのである。

◆パラス-ノースノードの合で、人の多い場所での災害に◆

御嶽山噴火の特徴は、一般登山客の多い土曜日という休日に発生したため、人的被害が大きかったことが挙げられる。パラスは都市や人口の多い地域を示すので、この組合せは小さな事象でも大きな災害となることを強く認識しておかなければならない。

続いて阿蘇山噴火のチャートを解説していく。

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(補足)
筆者の御嶽山に関する記事を検索すると、2007年2月19日に御嶽山について触れている記事を投稿していたことが分かった。「おとめ座16度のサウスノード」
御嶽山の噴火は突然で予期せぬ出来事だと言われていたが、後で振り返ると前兆があったのである。
そしてブログを始めて間もない筆者がそれに触れていたことも驚きであった。



阿蘇山で爆発的噴火(3)─阿蘇山噴火の解説

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8日に噴火した阿蘇山は、今回のような爆発的噴火は1980年1月以来36年ぶりで、噴煙は高さ1万1000メートルまで上がったとのこと。気象庁は今後も同程度の噴火の可能性に警戒を呼びかけている。

前記事の御嶽山噴火で行ったチャート分析と全く同じ手法で、阿蘇山噴火の解説を行うことができる。火山原図となったのは、2010年2月14日の新月図である。



この新月図の特徴は、御嶽山の原図となった新月図と同じく、太陽にヴェスタがオポジションをとっていることが一番に挙げられる。火山の象意であるヴェスタが強く関与する新月図であることが分かる。

新月図を起動させるメインベルト天体は、TパラスがN太陽に接近しており、かろうじて有効と判断する。ジュノー、ヴェスタが来ていればもっと大きな被害が出ていたかもしれない。またNジュノーにT天王星が合の位置にあり、強い変化を後押ししている。

トリガーとなったのは他でもない、Tジュノーであった。これはPパラスと合であり、このタイミングでの噴火であった。

もう一つのタイムスケールは、天頂付近の水星のプログレスにある。P水星がMCに合となったタイミングとなっており、これにより当該原図が阿蘇山地域に結びつけられているのが分かる。

イベント発生地は上記Pパラスと、直近の10月1日新月図パラスがMCまたはICに来る地域が可能性が高い。アストロマップで見ると、東シナ海にパラスICが位置している。新月の月のアスペクトのセプタイル(51.43度)からセクスタイル(60度)までのエリアに九州が入っている。阿蘇山も新月図パラスの影響範囲にかろうじて入っている。



◆インドネシア、南大西洋でも火山噴火◆

阿蘇山のほかにも、9月27日にはインドネシア中部の観光地であるロンボク島にあるバルジャリ火山が噴火、400人の観光客が避難する事態となった。また9月29日は、南大西洋のサウスサンドウィッチ諸島で、3つの火山が同時に噴火しているのをNASAが人工衛星によって確認した。

これらの火山は阿蘇山と同じく、新月図パラスの子午線エリアに入り、前者は月のアスペクトがセクスタイル、後者はトレデサイル(108度)のエリアで成立している。トリガーはいずれも火山原図のNジュノーにPパラスが合のタイミングであった。

◆熊本地震も表示した火山原図◆

今回取り上げた阿蘇山噴火の原図となった2010年2月14日の新月図を選定するにあたって、現在から7〜8年前までの90枚近い新月図を調べ上げ、10枚程の候補を拾って1つに絞ったのだが、選定作業は難航した。いくつかの選定ポイントの中で、唯一この原図が持っていたのが、4月の熊本地震との関連が表示されていたことであった。これが選定の決め手となった。



熊本地震発生時の太陽がNジュノーと合となっており、この一枚で、地震による地下の地形変化が噴火に影響を与えたことが説明できるのである。

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〈引用〉
阿蘇山で爆発的噴火=36年ぶり、警戒レベル3に―気象庁
インドネシアで火山噴火、観光客ら約400人に避難勧告
NASA EARTH OBSERVATORY 記事より

〈補足〉
トレデサイル(Tredecile)というアスペクトは非常に珍しいアスペクトで、普通は滅多に使われない。しかし筆者のマンデンによる調査では、月のアスペクトでは108度に強い感受点が成立すると考えられる。108度とは、円を10分割した36度(デサイル(Decile))の3倍数であり、2倍数はクインタイル(72度)である。


金融調波占星術 10/24〜28予想

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筆者が研究している、調波(ハーモニクス)による金融占星術の予想を、当ブログにて公開していくことにしました。
FXと株価の一週間の予想をsell(売り)とbuy(買い)で表示します。ドル円なら日本の国旗、日の丸で示し、buyはドル円のロング(円安)の意味となります。株価は主にNYダウを扱います。
的中率は五分五分となれば良い方だと考えています。
約束事項として、ここで提供する情報は如何なる銘柄も推奨するものではなく、読者ご自身の判断でご利用下さい。

Harmonic Financial Astrology 20161024.pdf



金融調波占星術 10/31〜11/4予想

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【10/31(月)】
月末(10月末での最後の営業日)
欧)消費者物価指数【速報値】

【11/1(火)】
月初め(11月初めでの最初の営業日)
日)BOJ政策金利&声明発表&黒田日銀総裁の記者会見
英)製造業PMI
米)ISM製造業景況指数

【11/2(水)】
豪)住宅建設許可件数
米)ADP全国雇用者数
米)週間原油在庫
米)FOMC政策金利&声明発表

【11/3(木・祝)】
豪)貿易収支
英)サービス業PMI
英)BOE政策金利&声明&資産購入枠発表
英)カーニーBOE総裁の発言
米)新規失業保険申請件数
米)ISM非製造業景況指数

【11/4(金)】
米)雇用統計:非農業部門雇用者数/失業率/平均時給

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※提供する情報は如何なる銘柄も推奨するものではなく、読者ご自身の判断でご利用下さい。


鳥取県中部地震のホロスコープ

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10月21日14時07分頃、鳥取県中部でマグニチュード6.6の地震が発生し、倉吉市、湯梨浜町などで最大震度6弱を観測、西日本の広範囲でも震度4から1の揺れを観測した。震源の深さは11km。人的被害は死者は無く、けが人が3人の重傷を含む22人となっている。建物は全壊3棟、半壊1棟など危険と判断された家屋が200棟を超え、現在も約160人が避難を余儀なくされている。

この地震は左横ずれ断層型の地震で、断層長は約10kmとみられている。地震前までに震源付近で活断層は発見されておらず、政府の地震調査委員会は、これまでに知られていない断層が動いたとの見解を示した(Wikipedia)。

◆昨年から続いていた群発地震◆

鳥取県では2015年10月より群発地震が断続的に続いていた。

鳥取で続く「群発地震」。鳥取の地下で何かが起きている…?NAVARまとめ

大型の地震が発生する可能性も一部の専門家から出たり、GPS地震観測網で山陰地方での歪みがたまっているとも伝えられていたので、今回の地震はかなりはっきりとした前兆を示していたと見ることができる。

鳥取地震を予知していた京都大学西村卓也先生

山陰地方では地盤が年間3-4cm東へ動いているため、ひずみの蓄積しやすい地域が島根県東部から兵庫県北部にかけて帯状に連なっており、地震が起きやすい地域となっている(Wikipedia)ということもあり、今後もリスクの高い状況が続くと思われる。

◆鳥取中部地震のホロスコープ◆

この地震の原図は2010年3月16日の新月図が考えられる。このチャートは新月の太陽に土星がオポジションの位置にある。原図を起動させる経過天体は木星のみだが、おそらく新月図自体のオポジションが地震原図としての特徴を深く刻んでいると思われる。タイムスケールとしては、P太陽がP土星に正確にオポジションを形成したタイミングでの発震であった。



直接のトリガーはTヴェスタがP火星に合を形成したタイミングで、さらにT火星T冥王星合、T火星Pノースノード合も関与した。

プログレスのMCはNセレスと合のタイミングでの発震だった。これは要注意だ。この後2018年7月にはP-MCはPセレスと合となる。この地域では同規模の地震が再び発生する可能性がある。

原図の地域指定は、Tヴェスタが合となるP火星が地域トリガーとなる。地域を示す新月図は、9月の新月図が尾を引いた形だ。9月1日新月図のマップでは、土星と火星の天頂が中国地方に乗っており、震源地の倉吉はこの土星と火星に挟まれた範囲にあった。また震源地の月とのアスペクトは、ほぼ90度の角度に位置していた。




◆分析まとめ◆

地震原図から地震予測を起こす手順として、約7年半まで遡って新月図を選定するのだが、新月の太陽にオポジションの天体が成立していることが、目立ってきているように思う。また経過の2つ以上の天体が合となる位置に感受点を持つ新月図を探すことが、一つの鍵となることが分かってきた。

発生時期としては、9月の新月図の段階で発震せず、遅れて出たことが判断を難しくさせる。おそらく火星冥王星の合成立を待った可能性があるが、10月の新月図の影響下だと、震源地が変わってしまう。時期がずれても震源地が変わらないようであれば、やはり地震原図に位置情報を求める必要があるのだろう。

◆今後の地震頻度は加速か◆

過去の事例をひもとくと、1943年の鳥取地震から、4年連続して東南海地震、三河地震、南海地震と大型被害地震が起こっている。この地域の発震は、今後の日本列島の地震発生が加速するおそれも考えられる。今回も熊本地震から半年も経たないうちの地震であり、予想を超えるハイペースで日本列島が動いている可能性を、強く認識しておかなければならないと思う。


金融調波占星術 11/7〜11/11予想

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◆先週の概況と今週の予想◆

先週は米大統領候補ヒラリークリントン氏の私的メール問題に対して、投票日の1週間前になってFBI長官が調査開始を明言したことなどによるトランプ氏当選リスクが吹き上がり、強いリスクオフの展開となった。

アストロロジーではどうやら金(ゴールド)の強い買いサインが出現したと思われる。10月末の新月図では金星−土星合が成立し、これに原油、株価が強い売りで反応したと見る。

今週も金融調波における金星が、奇しくも米大統領選挙投票日の8日に冥王星の強い後押しを受ており、金(ゴールド)はさらに買われることが予想される。したがって、さらなるリスクオフの動きに警戒する必要があると見る。

株式市場の中心的天体である木星は、11月25日に冥王星とスクエア、12月27日には天王星とオポジションを成立させる。この時間帯の前後に株価はレンジ加減を突き抜けて下落するおそれがある。

これから年末までは急な相場変動に十分警戒する必要があるだろう。


◆今週の主なスケジュール◆

【11/7(月)】
日)BOJ議事要旨公表(9月20日・21日開催分)

【11/8(火)】
・米大統領選・投開票(日本時間8日午後〜9日夜にかけて実施。大勢判明は9日の夕方か)
中)貿易収支

【11/9(水)】
・米大統領選・投開票(日本時間8日午後〜9日夜にかけて実施。大勢判明は9日の夕方か)
米)週間原油在庫

【11/10(木)】
NZ)RBNZ政策金利&声明発表
NZ)ウィーラーRBNZ総裁の発言
日)BOJ主な意見公表(10月31日・11月1日開催分)
米)新規失業保険申請件数

【11/11(金)】
・米国とカナダが祝日で休場
米)ミシガン大消費者信頼感指数【速報値】


<閲覧/ダウンロード可>(PDF注意)
Harmonic Financial Astrology 20161107.pdf

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金融調波占星術 11/14~11/18予想

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◆先週の概況と今週の予想◆

先週は米大統領選挙で大方の予想を覆すトランプ氏の当選に、日経平均株価は1000円超の下落と上昇という、マーケットの激しい反応が示現した。

勢い余って上昇したドル円・株価も、今週はトランプ氏の新政策見極めモードで、上値は重いと思われる。

アストロロジーでは、金星のやぎ座イングレスにより、引き続き金(ゴールド)の強い買いサイン。また、下落を続ける米長期債の価格は、週末にさらに下限を突き抜ける見通し。株価は波状的に強い利確が入ると思われる。

今週中にスイスフラン高が見られるようなら、株価は週末から来週には、トランプ氏当選時の長い下髭を追いかけるような強いリスクオフモードが出現すると見る。

株式市場の中心的天体である木星は、11月25日に冥王星とスクエア、12月27日には天王星とオポジションを成立させる。この時間帯の前後に株価はレンジ加減を突き抜けて下落するおそれがある。

これから年末までは急な相場変動に十分警戒する必要があるだろう。


◆今週の主なスケジュール◆

【11/14(月)】
日)第3四半期GDP【一次速報】
中)鉱工業生産
欧)ドラギECB総裁の発言

【11/15(火)】
NZ)第3四半期小売売上高
豪)RBA議事録公表(11月1日開催分)
独)第3四半期GDP【速報値】
英)消費者物価指数&【コア】
英)カーニーBOE総裁の発言
米)小売売上高&【除自動車】

【11/16(水)】
英)失業率&失業保険申請件数
米)生産者物価指数&【コア】
米)週間原油在庫

【11/17(木)】
安倍首相とトランプ次期米大統領が会談
豪)失業率&新規雇用者数
英)小売売上高&【除自動車】
米)新規失業保険申請件数
米)消費者物価指数&【コア】
米)フィラデルフィア連銀景況指数
米)イエレンFRB議長の議会証言

【11/18(金)】
欧)ドラギECB総裁の発言
加)消費者物価指数&【コア】


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金融調波占星術 11/21~11/25予想

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◆強いドル円上昇相場の出現〜12月中頃まで強気◆

先々週の米大統領選挙の大荒れ相場を契機に、思わぬドル円強気相場が出現した。先週の終値は110円台後半で、11月の初めから一気に10円近くの上昇となっている。

アストロロジーでは、逆行のセレスが天王星に急接近する位相がこれに当たるようだ。セレスは今年6月23日のブレグジット当日に天王星を通過。強いドル円急落を経て、9月1日に逆行を開始し、再び天王星へ接近しつつある。この天体の運行の様相が、ブレグジット後の相場を遡って回復させているものと思われる。

セレスは12/10に、天王星まであと0.5度というところまで接近して順行へ戻り、再び離れて行く。ドル円上昇もこのあたりがピークになると思われる。

タイミングとしては、米雇用統計につづき、12月にほぼ確実視されているFRBの利上げが転換点となるだろう。

◆今週の予想〜強い株価下落に警戒を◆

ところが、今週は先週とはうって変わって崩落相場出現のサインが点灯する。25日の金曜日には、株式市場を支える木星と、恐慌相場の冥王星がスクエアの位相を成立させる。さらに金星も冥王星と合を形成。金融市場にとっては最も警戒すべき性質の天体位相であり、十分な警戒が必要だ。

今週は23日に日本市場の休場、24日には米国市場の休場もある。24日に成立する水星-土星の合は、相場の動きが停止するサインであり、休日に入る前に手仕舞っておくのも手である。

今後、株式市場の中心的天体である木星は、12月27日には天王星とオポジションを成立させる。この時間帯の前後に株価はレンジ加減を突き抜けて下落するおそれがある。

これから年末までは急な相場変動に十分警戒する必要があるだろう。

◆今週の主なスケジュール◆

【11/21(月)】
欧)ドラギECB総裁の発言

【11/22(火)】
NZ)第3四半期小売売上高
加)小売売上高&【除自動車】

【11/23(水)】
・日本が祝日で休場
米)新規失業保険申請件数
米)耐久財受注&【除輸送用機器】
米)週間原油在庫
米)FOMC議事録公表(11月1日・2日開催分)

【11/24(木)】
・米国が祝日で休場(感謝祭、米国の主要な金融市場は休場)
独)IFO景況指数
南ア)SARB政策金利&声明発表

【11/25(金)】
・感謝祭翌日(ブラックフライデー、米国の主要な金融市場は短縮取引)
英)第3四半期GDP【改定値】


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金融調波占星術 11/28~12/2予想

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◆先週の動き〜強いドル高というシングルイシューに収束◆

先週は日本市場や米国市場で休場や一部取引の時間帯があったものの、強いドル高円安を演じる場面が度々訪れ、週末にはNYダウも過去最高額を更新した。

アストロロジーでは冥王星—木星のスクエアなどによる金融不安の位相がでていたが、結局は強いドル高の急激な進行が強まったことに収束したようだ。ドルインデックスは13年ぶりの101ポイント台に乗り、影響は新興諸国の通貨安として現れた。トルコは急遽政策金利を上げ、インドはドル売りの為替介入を行った。

「代行利上げ」とも呼ばれるマーケットの米債売りによる利回り上昇は、FRBが利上げを決定するであろう12月14日まで続くと思われる。先週の記事のとおり、セレスの天王星再接近である12月10日までは、ドル円上昇の勢いは続くと見る。

マーケットの見方では米利上げの後はドル安となると言われており、そうなれば天体位相の示すシナリオとシンクロする。

◆今週の予想~米雇用統計に波乱か◆

今週前半は、ドル円・株価もさらに上昇を目指すと見る。但し、米雇用統計発表の12月2日には、マーケットの過大な反応により値動きが大きく揺れ動く可能性がある。

今後、株式市場の中心的天体である木星は、12月27日には天王星とオポジションを成立させる。この時間帯の前後に株価はレンジ加減を突き抜けて下落するおそれがある。

年末までは急な相場変動に十分警戒する必要があるだろう。

◆今週の主なスケジュール◆

【11/28(月)】

【11/29(火)】
(独) 11月消費者物価指数・速報 (前年比)

【11/30(水)】
(独) 11月失業者数・失業率
(ユーロ圏) 11月消費者物価指数(HICP)
(米) 11月ADP全国雇用者数
(加) 9月GDP (前月比)
(加) 7-9月期GDP (前期比年率)
(米) 11月シカゴ購買部協会景気指数
(米) 米地区連銀経済報告(ベージュブック)

【12/1(木)】
(中国) 11月製造業・非製造業PMI
(中国) 11月財新/製造業PMI
(英) 11月製造業PMI
(ユーロ圏) 10月失業率
(米) 新規失業保険申請件数
(米) 11月ISM製造業景況指数

【12/2(金)】
(豪) 10月小売売上高 (前月比)
(英) 11月建設業PMI
(米) 11月非農業部門雇用者数(米雇用統計)
(米) 11月失業率
(加) 11月就業者数・失業率


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イタリア中部地震のホロスコープ

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本年8月24日と10月30日に発生した、イタリア中部地震を検証する。同程度の大型地震が短期間に連続することはそう珍しくはないが、最新の分析手法で複合地震を解析できるかどうか、押さえておきたい事例である。8月のM6.2地震では298人の死者と多数の負傷者が出たが、10月のM6.6地震ではあらかじめ避難しており、死者1名けが人数名と被害が抑えられた。

◆8月24日地震のホロスコープ◆

分析の結果、地震の基本的諸元を表象する新月図(地震原図)は、2014年10月24日の日蝕図であった。この新月図は太陽-月に金星-パラスの合が成立しており、トランシットでは太陽-月に対し、ジュノーからセレス-天王星を含むオポジションが成立していた。また現地MCには天王星、ICには水星およびノード軸が位置している。

タイムラインはプログレスのヴェスタに、火星-土星の合が接触する時間帯での発震だった。



直近の新月図による地域選定は、イタリア半島は8月3日新月図の月MCからほぼ120度トラインの線に、ヴェスタICが合となる地域であった。



次に新しい試みとして、地震原図の月から、発震キー天体であるヴェスタとの角度と、直近の新月図の月とヴェスタの角度を比較する。原図の角度は約39度、新月図は約38度と非常に近い。新月図月MCから38度とヴェスタが合となる地域は、ハワイに近い北太平洋上で、震源となるプレート活動はほとんど無い。したがって90度をプラスして月MCから128度付近のイタリア半島が俎上に上るのである。

◆10月27日の地震◆

8月の地震の余震がほぼ収まった頃の10月27日に、イタリア中部で再びM6.1の地震が発生した。これは8月地震の大型余震であったが、同時に新しい震源を刺激するものとなった。

8月地震の原図から10月27日を経過図としてあてはめると、キー天体だったヴェスタに、金星が合となっていた。同時にこのトランシットの金星が他の地震原図を呼び出し、3日後に8月より大きいM6.6地震が発生することになる。



◆10月30日のホロスコープ◆

地震原図は分析の結果2015年8月14日の新月図であった。この新月図は太陽-月に金星の合が成立しており、トランシットでは太陽-月に対し、パラスがオポジションをとっていた。また現地ICには天王星が位置している。

タイムラインはプログレスのパラスに、金星-土星の合が緩やかに接触する時間帯であった。27日のトリガーだった金星が、同じく経過の土星と合となり、新たな地震を発生させたと見られる。



直近の10月31日新月図による地域選定は、月MCから約105度付近とパラスICとの合となる地域であった。



次に、キー天体のパラスが、地震原図と直近の新月図においてどのような角度にあるか比較する。地震原図では月-パラスが約110度、新月図では約101度とおおむね近い。新月図月MCから101〜110度の間とパラスMCが重なるエリアにおさまる位置に、イタリア半島は位置しているのである。

◆2016年春分図との関係◆

これはかなり明確に現れたといえる。本年春分図では土星MCがイタリア半島にかかっており、地震発生国の候補となっていた。そしてトランシットの土星に火星が合、また金星が合となったタイミングでそれぞれの地震が発生している。この点では、イタリア中部地震は非常に教科書的な現れ方をしていたといえよう。



◆その他◆

それぞれの地震原図となった新月図では、奇しくも金星が太陽−月と合となっていた。常々金星は欧州の地震に関係していると感じていたが、この説はさらに強く補強されたと思う。またパラスも同様の性質があるように見受けられる。

◆地震予知の手がかりとして◆

これまで約10年に及ぶ研究をしてきたが、地震占星術の大枠が姿を現してきたように思う。回り道をしたが、経過の天体合と春分図MC-ICを調べるだけでも、ある程度予知の網をかけられることも確かなようだ。これに組合せ天体の公転軌道の長短、またトランスプルトー天体を含めて分析すれば、かなり正確に地震予知が出来る可能性も視野に捉えられてくると感じられる分析結果であった。

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